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感想・レビュー・書評
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可愛い看板犬に導かれ、流木のドアの取手をひき、絵画のような海と富士山の景色を眺めながら、ゆっくり悦子さんの選んだ曲を聴き、深い香りとコクのあるコーヒーを楽しんでみたくなりました。
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森沢明夫さんの小説は、どれも、するりと心に入ってきて、するりと心の中に居場所を作って住み着いてくれる気がする。
「虹の岬の喫茶店」も、そんな小説でした。
少し前に読んだ「大事なことほど小声でささやく」と同様に、1人の重要なキーパーソンがいて、悩んだり傷ついたりした人たちが、その人に出会ったことで救われていく。この小説では、岬の喫茶店の悦子さん、そして「大事な〜」ではバーのゴンママ。
小説の中の架空の人物だけど、私はその2人に癒されているような気がする。相談事を打ち明けたら、優しい笑顔やビシッとした態度や風圧を感じるウィンクを浴びて、ふんわか癒されて、なんとなく生きていけそうな気がする。
この小説は映画化されているんですね。悦子さんは吉永小百合さんなのか。私の印象とはちょっと違うけど、いい映画なんだろうな。機会があれば見てみよう。
そして、森沢明夫さんの小説を、もうちょっと読んでみよう。 -
やや、やっぱり。映画化してたんだ。
このキャスティング! わお
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おばあちゃんが一人で営んでいる小さな岬の喫茶店。
奥さんを亡くした人、就活に行き詰まっている人、定年を迎える人、
が、コーヒーと音楽で癒やされて、新たな人生をを踏み出す本。
悩み事はあるが、切替えていけるいい本でした。
主人公の悦子さんは虹が見えたのかなーー。 -
確か、映画になってるよな、と思いつつ読む。
こんなホッとできる場所。誰かが話しを聞いてくれる場所があれば、また次も頑張れそう。
緩める時間って必要だよなぁ。 -
面白いが、大事なことほど小声でささやくが良すぎた。
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人里離れたところある小さな小さな喫茶店
ある日訪れた男は泥棒だった、商売がうまくいかず、借金取りに追われ、家族を失った。
自暴自棄になった彼は強盗に入るがとても人を刺す勇気などない
そんな彼をにこにこもてなすのは店主の老婦人
悪い人には見えなかったという老婦人
夢をもって祈ることで人生は素敵になるという老婦人
男はお礼に職人の腕を生かして丁寧に包丁を研ぐ
お遣いと見せかけて老婦人からの贈り物に彼は前を向く決意をする
自身をうしなっあたり、悩める人たちの心を癒す
虹の岬の小さな喫茶店 -
とても優しいお話
あの章とあの章が良かったって書こうと思ったけど思い返してみるとぜんぶいいお話だなー -
筆者さんの作風を知っていたので、穏やかな気持ちで読みました。良い人しか、出てこなくて、安心。
片思いの話が一番好きです。 -
森沢さんの作品を読むと元気と勇気をもらいます。どんな人も何かを抱えて生きている。捉え方次第で良くも悪くもなる。穏やかに明るくありたい。