- Amazon.co.jp ・電子書籍 (199ページ)
感想・レビュー・書評
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地味に役に立った本。
話がなぜ通じないのか?と言う素朴な疑問に、真面目に取り組むことが出来る。
自己紹介というシンプルな事が、どう伝えるかで随分とイメージを変えられるのだろうなとちと実験したくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
常に悩んでること。
自分のメディア力のなさ。
問いを正しく捉える、というのは難しいなぁ。
いつもちょっとズレてしまう。
いい問いが立てられるようにならねば、と。
問いをスクラップするという、トレーニング方法がいまいち分からなかったので、もう少し詳しく知りたい。 -
≪伝える≫ということを突き詰めた本。
≪コミュニケーションというのは、人と人との間に、橋を架けるような作業だ。≫
話が「通じない」のはなぜか。
コミュケーションの方法、伝えるための技術、論理をまとめるための問いの立て方、などが書かれた本です。
≪「何を言うか」よりも、「だれが言うか」≫
≪話が通じるためには、日ごろから人との関わり合いの中で、自分というメディアの信頼性を高めていく必要がある。≫
…と、信頼性を高めると話が通じやすくなる、と説いている。
また、「考える道具としての"問い"の発見」という記述が興味深かった。
本の中では「自分の意見を定めるため」あるいは「相手との論点の共有のため」として"問い"を用いているが、単に自分の思考をまとめる目的にも使えそうに思う。
この本の内容とは離れるが、最近読んだ、この本の著者の山田ズーニーさんの、以下の文章がすごく心を打った。
≪人が、陰で全く知らない人々に対して、
どうふるまっているか?
「そこで、“人間の底”が知れる。」≫
ついついイラっとしてしまいそうな時、”底、底" ”自分の底はまだ浅い”…と心の中でつぶやいています。 -
「言葉が通じないのは、通じるだけの信頼関係がないからだ」とバッサリ。確かになあと思う。
この本は、信頼関係や「メディア力」と説明されるセルフブランディングについて、日頃の立ち振る舞いや何気ない所作、相手の立場などについてどう考えていけばいいか説く本だ。「あなたのそれは、こう見えてますよ」というギャップを感じる事例が並んでいる。自分に当てはまる内容もいくつかあった。
「自分の想いを言葉にできた」としても、それは「相手との関係性によって意味が変わ」るという指摘にはハッとした。正しい言葉、ざっくりとした言い回し、いろいろな表現があっても、「この言葉を伝えたい相手は誰なのか」を抜きにしてはいけないなと、改めて認識した。 -
・5/1 読了.言ってることはわかるつもりなんだけど、実践するにはなかなか難しいなぁ.正論が人を動かさない理由は明快でわかりやすかった.論理的に簡潔に話し、共感を引き出して信頼を得、話す順番に気を付けながら正論を同じ目線で諭すと、メディア力が上がって発言が力を持ち始めるってことだね.相手によってわざとそうしないこともあってもいいよねぇ.
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予想以上に面白かった。腑に落ちる話ばかり。今まで独りよがりで話していた自分が恥ずかしい。
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『正論を言うとなぜ孤立するのか?』という章が気になって手に取った。
正論とは教える、目線が上になることにつながる。それは関係性によっては、不快に感じる。今までどうして正論を言われると、反発する気持ちやもやもやする気持ちになるのかわからなかったが、これまでで私にとって最も納得した答えだった。