母の友 2015年2月号

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感想・レビュー・書評

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  • 見つめる日 生まれつつあることば…じっと雪を見る静かな男の子。大人が余計な言葉を挟まずとも、子どもの五感は働いていて、言葉の芽が生まれ始めている…。一緒に沈黙して何かを見つめるだけでも心が通うことはあるよなぁ。何か言わせたいのではないか、無駄な言葉が多いのではないかと私も自分を省みた。

    実家の呪縛…実家のルールや常識に無意識に縛られているという話。確かに、結婚して、家族の風習の違いに驚き戸惑うことが多々。新しい風を吹かせたり、受け入れることを気にしてみよう。そこには開放感があるかもしれない。

    ゆれる図書館…図書館の現状がわかりやすく説明されている。危惧したり不安になったりしたけれど、やっぱり図書館は大事!守りたい!という気持ちになる記事。経費削減、民間委託、心配はたくさんあるけれど、私と同じくらい、それ以上に図書館を大切にする人たちがたくさんいることが嬉しい。図書館の歴史も改めて知ることができた。石井桃子さんの「子どもの図書館」読もう。
    図書館員の仕事は「読書を通して市民が幸せになる手助けをする」こと
    お話会に出向くのは「私たち(司書)がいる場所が図書館になる」と思っているから
    この言葉に感激。

    やつら…子育ては今、今なのよ。今しかない。あっという間に過ぎていく。そんなエッセイ。今すぐ息子に会って抱きしめたくなった。毎日を大事にしたい。疲れたらまたこのエッセイを読みたい。

    育てる人 小林衛己子…ときわ平幼児教室理事長。特別なことをしない。行事を中心とした保育をしない。わらべうたを大切に。という考えがいいなぁと思った。そこにたどり着くまでの長い歴史も興味深かった。わらべうたに正解はない。子どもが自分から友達の手を握るようになる力がわらべうたにはある。久しぶりにわらべうたを歌ってみたくなったし、生活に自然に取り入れていきたいと思った。

    ラオスに図書館をつくった話…物語の力、図書館と人の力の大切さを知る。「ラオス 山の村に図書館ができた」を読んでみたい。

    たぶん、なんとかなるでしょう…なんでも、フーンくらいに笑い飛ばしたいな〜。イライラも漫画にしたら面白い。突っ込ませたら面白い。子どもにうまい切り返しをしていきたい。

  • 大野更紗『生存ちゅう!』と山田真『つれづれ草』のふたつの連載が良かった。最近増えている魚卵アレルギーの話に目からうろこ。回転寿司はそんなに身近なのか。

  • 特集:ゆれる図書館
    ははとも通信:ラオスに図書館をつくった話
    育てる人②:小林衛巳子さん
    読み応えあり。
    大野更紗さんや堀川真さんの連載もおもしろい。
    高野文子「ドミトリーともきんす」、いろんな雑誌や新聞で書評をみてきて、ここでダメおしされて購入を決意。幼児絵本「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん」とセットで。

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著者プロフィール

「子どもとことば研究会」代表。20数年間、保育士として勤務の後、お茶の水女子大学などの非常勤講師を経て東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を務めた。全国の保育者研修会で講演を行う他、保育や子どもの言葉の育ちに関連する著書を多数執筆している。

「2022年 『保育で! 親子で! 言葉の力や思考力を育む なぞなぞ600』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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