世界史の中のヤバい女たち(新潮新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 似たような本は多いけれども、あまり知られていない人や、有名人だけれども意外なエピソードについて知られておもしろく読めました。

  • 題名の通り世界史の中に登場する英雄や悪女のような女性たちを紹介した本
    ただ、作者様は小説家のようですが文章はさして読みやすくないです。また全体的に歴史的事実と伝承を混在した伝記文学という趣が強く、世界史を学ぶ上で役に立つとはいい難いでしょう。その上、作者自身が空虚なフェミニズム的思想のもとで、歴史を評価しょうとする傾向があり、そのため作者の思想がうるさいと感じました。
    総じてこの本は、世界史の解説書と言うよりは、世界史に題を取ったフェミニストのエッセイ本と言えるでしょう。
    ただし、一応参考文献を各章の載せるなど最低限の努力はされているようなので(最もその参考文献もさして質の高いものではないでが)参考文献リストだけは役に立ったと言えます

    【こんな人におすすめ】
    特になし

  • 世界史の「ヤバい女」10人をそれぞれ1章づつ使って記述した本です。
    ただし、女性らしさとかそこら辺の記述は違和感を持つ人も結構いそうな内容でした。

  • シスターフッド、強い女性の話が好きなので読み物としては面白い。
    ただ著者の考える女性らしさの描き方や、女性には働く以外に違う道がある、などの文脈には違和感あり。
    一章は「全ての女性が望むことは自分で決めることだ」と始まるが、男社会にギャフンと言わせる、または名誉男性的な活躍が多い
    それぞれの時代の中で、自分で決め自分らしく生きようとした彼女たちの輝かしさと同時あったはずの苦しみを想像する。

  • 世界史の中のヤバい女たち。黒澤 はゆま先生の著書。強い男性はヒーローと呼ばれるのに強い女性はヤバい女というレッテルを貼られてきたのが世界の歴史。世界史の中のヤバい女たちは本当にヤバい女性たちであったのかはわからない。強い女性だからという理由だけでヤバい女性というレッテルを貼られたのだとしたら男女差別そのもの。男尊女卑社会の撲滅、男女平等社会ジェンダーレス社会を目指すためには世界史から学ぶこともたくさんある。

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著者プロフィール

宮崎県出身。九州大学卒業。九州奥地の谷間の村で、神話と民話、怪談を子守歌に育つ。小説教室『玄月の窟』での二年の修行の後、『劉邦の宦官』でデビュー。

「2015年 『九度山秘録 信玄、昌幸、そして稚児』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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