「ラビットボールの切断」白井智之
のみがKindleで購入できたので、この作品しか読んでいません。
「平成に捧げる小説集」がテーマのようです。
変わらぬエログロ感で、笑いながら読んでいました。
短編なので気軽に読める割にきちんとミステリーなので、事件もあり、トリックもあり。
毎度変わらず犯人はハズれますが。
白井智之の作品は、意表を突かれる表現方法が魅力の1つだと思います。
物事や気持ちの例えを表す表現を、
「万馬券を拾ったような気分」
「政治家みたいなわざとらしい笑み」
「狂犬病のサルみたい」
「ウシガエルみたいにたるんだ顔」とか。
もっともっと奇抜な表現がたくさんあるのだけれど、すごく自然に、さらりと使いこなすので、いちいち頭の片隅で突っかかる事がありません。
私にとってですが、ある種の「癒し」です。
新刊「名探偵のはらわた」(またタイトルが笑)とても楽しみです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月17日
- 読了日 : 2020年8月17日
- 本棚登録日 : 2020年8月17日
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