吾輩も猫である (新潮文庫)

  • 新潮社 (2016年11月28日発売)
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本棚登録 : 1824
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夏目漱石没後100年、生誕150年記念出版短編集。
猫好き人気作家8人のアンソロジー。
当然、全編主人公は猫様。彼等が、今の日本を垣間見る。小説としては、どれもそこそこ。が、それ以上に、試食感というか試読感が心地良い。
ご無沙汰していました赤川次郎氏。通勤時には大変お世話になりました。「女社長に乾杯」あたりが懐かしい。新井素子さんは、彼女の新婚生活エッセイを楽しみました。それが、今や「銀婚式物語」とは。荻原浩氏は、完成度の高い4コマ漫画で登場。本職の方が気になっちゃいますね。
「彼女との、最初の一年」山内マリコさんの作品が印象に残りました。題名だけでも、惹かれてしまいます。規制あるだろうページ数の中で余韻ある作品でした。
ということで、新潮文庫の試食完食致しました!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2022年1月23日
読了日 : 2022年1月23日
本棚登録日 : 2022年1月23日

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