途中から展開が見えちゃったのが残念!
読後感も正直他作品に比べるとイマイチ…かな。
切り口は良かったんだけどもう一捻りとクロージングに工夫が欲しかった惜しい作品ですね。
これも良く読むと沖縄色が現れている作品です。
竜の位置付けを読み解くことが鍵ですね!
2012年2月5日
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南の子供が夜いくところ
- 恒川光太郎
- 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2010年2月27日発売
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沖縄が舞台ですね。
よりいっそうホラー色が消え、ファンタジー色が強くなってきています。
私的には良い傾向だと思っています。
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私の家では何も起こらない (幽BOOKS)
- 恩田陸
- メディアファクトリー / 2010年1月6日発売
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久しぶりの恩田陸でした。
幽霊屋敷と噂される小さな丘の上に建つ二階建ての古い家。
時がゆっくり流れているこの屋敷に住む女流作家は居心地のよいこの屋敷を心の底から愛している…。
幽霊屋敷に魅了された人々の美しくて優雅なゴーストストーリーです。
この一冊は舞台設定がまず一番だと思います。
舞台がストーリー展開に大きく影響を与えていますね。
やっぱり上手い作家さんです。
現実と非現実の境界線に立っている気分になります。
バランス感覚の良い作家さんです。
恒川さんとの出会いの一冊です。
不思議と惹かれるものを感じ、その後読み進めています。
恒川さん、現在は沖縄在住で沖縄を舞台にした作品も執筆しているのは何かの縁でしょうか。
インパクトはありますね
ホラーよりもファンタジーに近い作家だと思います
沢山の作品を産出し、さらには多くの賞を総なめにしている恩田陸を知らない人はいないでしょう…
そんな中、私のオススメの『ネクロポリス』は賞に縁も無く、幸か不幸か…名作が完全に埋もれてしまったといった印象です
慣習・風習も独特なアナザー・ヒルと『ヒガン』。
東洋と西洋、過去と現在、生と死、あらゆる境界線が揺らぐ世界観は、ミステリーとファンタジーの融合と言えるでしょう。
めくるめく想像力でつづられる謎とファンタジーは長編を一気に読ませる勢いある作品に仕上がっています。
恩田陸らしい?らしからぬ?読了後の疲労感は心地の良いものです
沢山の作品を産出し、さらには多くの賞を総なめにしている恩田陸を知らない人はいないでしょう…
そんな中、私のオススメの『ネクロポリス』は賞に縁も無く、幸か不幸か…名作が完全に埋もれてしまったといった印象です
慣習・風習も独特なアナザー・ヒルと『ヒガン』。
東洋と西洋、過去と現在、生と死、あらゆる境界線が揺らぐ世界観は、ミステリーとファンタジーの融合と言えるでしょう。
めくるめく想像力でつづられる謎とファンタジーは長編を一気に読ませる勢いある作品に仕上がっています。
恩田陸らしい?らしからぬ?読了後の疲労感は心地の良いものです