世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今 (立東舎)

  • 立東舎 (2016年9月23日発売)
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感想 : 12

海外作品を読んでいるとよく目にするのが
ブッカー賞。最近では小川洋子さんが
国際賞にノミネートされたので聞いたことが
ある人も多いかも。

でもブッカー賞って?詳しく知らない…
ということでこちら。

ノーベル賞、ブッカー賞、芥川賞、直木賞、
ゴンクール賞、カフカ賞、ピュリッツァー賞、
エルサレム賞が取り上げられている。

やはり、一人の作家が複数回受賞でき、
選考委員が100冊以上の候補作を
全部読む、というブッカー賞への信頼は大きい。

逆にピュリッツァー賞は「選考委員は色々な分野の
人が集まっている。つまり、文学に全然理解が
ない人たちを説得しないと、賞をあげられないんですよ(笑)。」(P163)ということらしい。

それぞれの賞に個性があって、解説者さんたちの
トークも面白くこの本自体に読みごたえがありました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年1月2日
読了日 : 2021年1月2日
本棚登録日 : 2021年1月2日

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