NOVA 7---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

  • 河出書房新社 (2012年3月3日発売)
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本棚登録 : 202
感想 : 23
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シリーズ第7弾。今回はどの作品も好みで満足。特にお気に入りは三作。宮内悠介「スペース地獄篇」、続編でも面白さは変わらず。前回は明かされなかった”ぼく”の過去が明らかになってあのプログラミング能力の高さにちょっと納得。編集後記に書かれていた執筆経緯が無茶過ぎて笑いました。壁井ユカコ「ヒツギとイオリ」、役に立たない超能力者の話。決行グロいけど、最後はちょっと温かいです。「サムライ・ポテト」、自我を持ったロボットの描写が見事で、悲劇的な結末が印象に残りました。次巻も続けて読みます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アンソロジー
感想投稿日 : 2012年7月11日
読了日 : 2012年7月10日
本棚登録日 : 2012年7月11日

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