横光利一の文庫本一覧

プロフィール

よこみつ・りいち
1898〜1947年、小説家。
福島県生まれ。早稲田大学中退。
菊池寛を知り、『文芸春秋』創刊に際し同人となり、
『日輪』『蠅』を発表、新進作家として知られ、
のちに川端康成らと『文芸時代』を創刊。
伝統的私小説とプロレタリア文学に対抗し、
新しい感覚的表現を主張、
〈新感覚派〉の代表的作家として活躍。
昭和22年(1947)歿、49才。
代表作に「日輪」「上海」「機械」「旅愁」など。



「2018年 『セレナード 横光利一 モダニズム幻想集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

横光利一の文庫本一覧のアイテム一覧

横光利一の文庫本一覧です。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。『機械・春は馬車に乗って (新潮文庫)』や『日輪・春は馬車に乗って 他八篇 (岩波文庫 緑75-1)』や『上海 (岩波文庫 緑 75-2)』など横光利一の全43作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

機械・春は馬車に乗って (新潮文庫)

676
3.80
横光利一 1969年8月22日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

川端康成よりも、文に肉が付いていて作品の描き方に幅があるが、流れる雰囲気は似通っている気がする。 『春は馬車に乗って』は男女の永遠の別れを描いた泣きの一... もっと読む

日輪・春は馬車に乗って 他八篇 (岩波文庫 緑75-1)

619
3.89
横光利一 1981年8月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Fall winds as falls had been falling from the beginning of October in Canton,... もっと読む

上海 (岩波文庫 緑 75-2)

189
3.58
横光利一 2008年2月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

こういう本にずっと出会いたかった! 文が巧い。見たことない風景を眼前に浮かび上がらせてくる。 文章にとても具体性があって、普段は絶対に触れないような表現と... もっと読む

上海 (講談社文芸文庫)

110
3.45
横光利一 1991年9月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

視覚・心理両面から作中人物を追う斬新な文体により不穏な戦争前夜の国際都市上海の深い息づかいを伝える。昭和初期新感覚派文学を代表する、先駆的都会小説。 ... もっと読む

旅愁(上) (講談社文芸文庫)

61
3.50
横光利一 1998年11月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

夏目漱石も西欧の近代合理主義と自分のこころとの矛盾に悩む青年を描いたが、横光利一もそのような西欧合理主義の教育を受けながらも実際欧州に行ってみて、反発や適... もっと読む

夜の靴,微笑 (講談社文芸文庫 よE 5)

50
3.83
横光利一 1995年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 初版は鎌倉文庫(1947年11月)。  著者の山形での所懐生活に取材した日記体の長篇。作中では日付は匿名化されている(「―日」と表記される)が、文芸文庫... もっと読む

愛の挨拶,馬車,純粋小説論 (講談社文芸文庫 よE 4)

47
3.25
横光利一 1993年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

先日読んだ『蠅』や『春は馬車に乗って』やほかの短編も、話の内容自体は特別面白いということはないのだけど、短い話の割に登場人物の印象は結構はっきりしているし... もっと読む

旅愁(下) (講談社文芸文庫)

46
3.36
横光利一 1998年12月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

横光利一『旅愁』の主人公「矢代」は嫌な性格。恋人がカソリックなのに、彼女も一緒に居る皆の前でキリスト教を批判する。日本のよい精神が、キリスト教と共に日本に... もっと読む

旅愁(上) (岩波文庫)

44
4.00
横光利一 2016年8月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大分文学紀行、というテーマで朝日新聞で紹介されていた小説である。ただし、上巻では大分の舞台はほとんど出てこずにパリのモンマルトルが主であり、矢代と久慈と千... もっと読む

寝園 (講談社文芸文庫 よE 2)

38
3.38
横光利一 1992年3月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 稚拙だがそれ故手軽で手放すことの出来ない遊戯、単機能の美しさが人間そのものに投影されたさま。優柔不断な人々が、度を越した打算に「あてられて」しまったとき... もっと読む

旅愁(下) (岩波文庫)

28
4.00
横光利一 2016年9月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

大分の文学という触れ込みであったが、大分は父親の墓がありそこにわずか数時間いるだけ、という場面設定であった。多くはパリあるいは東京あるいは山小屋または母親... もっと読む

欧洲紀行 (講談社文芸文庫)

27
3.25
横光利一 2006年12月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

昭和11年にこれだけの欧州旅行ができるというのは相当な身分だったのだろう。 地中海に入ってくると旅客の心理が英語からフランス語になってくる。 人間はな... もっと読む

家族会議 (講談社文芸文庫 よE 8)

19
3.33
横光利一 2000年11月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

株の買占めの話 1人男性と多くの女性が関わる 上下2巻 もっと読む

妻を失う 離別作品集 (講談社文芸文庫)

14
5.00
富岡幸一郎 2014年11月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

袖のところ一すじ青きしまを織りてあてなりし人今はなしはや  山崎 斌【あきら】  作者は、「草木染」の名付け親として知られる染織家。掲出歌の「あて... もっと読む

早稲田作家処女作集 (講談社文芸文庫)

12
4.00
正宗白鳥 2012年6月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

明治、大正、昭和にかけて活躍した早稲田出身作家の処女作を集めたアンソロジーを再編集した一冊。 名前を知っている作者もそうでない作者もいたが、処女作と知っ... もっと読む

機械―他九篇 (1952年) (岩波文庫)

8
4.00
横光利一 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

2008年11月12日(水)、読了。 もっと読む

機械 (新潮カセットブック Y- 2-1)

7
4.50
横光利一 1988年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

最初、読点が少なく読みにくいなと思ったが、読み進むうちに主人公の独白だからこういうスタイルなのだと合点がいき、だんだん慣れてきてしまいには気にならなくなっ... もっと読む

春は馬車に乗って・花園の思想 (1982年) (文芸文庫―日本近代・現代文学〈5〉)

5
4.00

感想・レビュー

「花園の思想」 こんなに美しい文章があっていいものなのか。一言一言に立ち止まってしまう。はっとするくらい、美しい「死」の描写。愛が寄り添う死の端麗な描写... もっと読む
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