- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004130017
感想・レビュー・書評
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かの有名なE.H.カーの著作。いつか読みたいと思っていたが、とうとう読み終えた。歴史とは何か、というより歴史家とは、歴史学とはどういうものなのかを考えさせられた。近年、実学重視の風潮があるが、このような人文的教養は、歴史学を専攻する人だけでなく、およそ人間社会に関する学を志す人に不可欠だと思う。
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古い本であっても、中身に古臭さは感じない。
歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現代と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのである。
僕たちが「歴史家を通じて」観測できる「歴史」は相対的なものであり、歴史そのものはダイナミックなものである、と理解。 -
読まずにいたことを後悔・・・
少なくとも大学入ってすぐくらいには読むべきだった。
これから何度も読んで咀嚼したい -
(1967.09.07読了)( 1967.07.01購入)
(「BOOK」データベースより)
歴史とは現在と過去との対話である。現在に生きる私たちは、過去を主体的にとらえることなしに未来への展望をたてることはできない。複雑な諸要素がからみ合って動いていく現代では、過去を見る新しい眼が切実に求められている。歴史的事実とは、法則とは、個人の役割は、など歴史における主要な問題について明快に論じる。 -
歴史とは何かを定義した本。
漠然としていて、自分にはよく理解できなかったが、部分部分は理解できるところもあった。 -
歴史ってものは、その時代の価値観が反映されるもの。そういった主観性からは逃れられないのです。
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題名の通り「歴史」とはなにかを考えさせられる。
ちょぼちょぼ途切れ途切れて読むものではないな……一回通しで読んだだけではピンとこないので、いずれ再読したい。
当時の目で当時の時代をみても意味がない、現代の目で当時をみるからこそ歴史である。 -
1961年の1月から3月にかけて行われた連続講演を編んだもの。その2年後に生まれた私が、ちょうど50年後に読んだことになる。
http://sessendo.blogspot.com/2011/09/eh.html