文学部唯野教授 (岩波現代文庫 文芸 1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006020019

感想・レビュー・書評

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  • 単行本初版から27年? 筒井康隆ファンなのに、これだけはずっと読まずにきた(>_<)。
    なにせ岩波書店だからな〜。一般書店ではまず目にする機会がなく......文庫化されても事情は同じ

  • 大学教授陣の内情を滑稽な姿でもって明かしながら、主人公・唯野教授の批評文学論の講義が一章ごとに進む。
    批評文学論、中でも構造主義の物語学に興味がわいた。文学論の本も読んでみようか? 唯野教授ほどわかりやすくはないかなぁ?

  • 抱腹絶倒!唯野教授の文学講座が実際にあったら絶対受講する!

  • 要 再読。

    唯野教授がとても魅力的だった。ブラックユーモアあふれる物語も面白く、にやにやしながら読んでしまった。講義内容は事前知識ゼロの状態だったので分からないことだらけだったけど、それでも読みやすく説明されていて面白かった。知らない人や本も沢山出てきたので今後調べたり読んだりしてまたこの本を再読したい。

  • 再読。
    大学騒動記プラス文芸理論およびその基礎の概観。
    心理学を学んでいたときにも同じ感想を持ったが、文芸理論、どんだけ隙間産業なんだよと。

  • 改めて筒井康隆の偉大さを思い知らされました。
    徹底的にパロディ路線かと思いきや、講義では真面目に文学論を唯野教授にさせています。
    第7講の記号論に間違いがあると批評家が書いていたと筒井先生は書いているが、小説に目くじら立てるのもねぇ。
    でも文学論はわかりやすく、面白いです。こんな教授だったら文学部に行きたいと思うかも。小説と筒井流文学論解説が読めるのはお得かも。

  • おかしい。うまい。これぞ小説家。

  • お世話になった教授にオススメされた本。正直、大学の退屈な講義をボンヤリ聞いてる位ならこの本読んだほうがよっぽど面白いし学べると思う。

    わかりやすい文学理論だけじゃなく、大学内部の権力闘争、身分と恋愛に関しても楽しめる奥行きがある。もっと早く読んでいれば…と思える本のうちのひとつ。

  • 筒井初期の作品。ドタバタコメディ。文字どおり、ドタバタしていて、読んでいてつかれる。が、筒井の知的レベルの高さが見えかくれする。

    九州大学:φ

  • いやおもしろかったな。

    作品を書いた動機が、自分の作品をわけのわからない言葉で批評されたものだから腹が立って批評について勉強したのだとのこと。そしてそれをこのようなブラックユーモアな作品に仕上げたのだとのこと。

    筒井先生、かっこいい。

    もっといくつかこういう文芸批評についての本を読んどきたいな。そしたらオレにももっと分かるかな。

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著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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