- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022507891
感想・レビュー・書評
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二つのストーリーもオリジナル性があってとても面白かった。
奄美でのあの皺のないスーツ姿をビシッと着込む右京さんは流石だな、と。映像としても見てみたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
杉下右京の事件簿というくらいなので、右京さんが1人で活躍してます。
唯一出てくると言えるのは暇課長だけ・・・
右京さんらしさがちゃんと書かれているので、ファンなら楽しめます。
ただ、相棒の登場人物たちを期待している人には物足りないかも。
映像でみたいけど、2編とも無理だろうなぁ・・・ -
そこそこ楽しめたが、やっぱりドラマの方が面白い。
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「霧と樽」はいつもの日本を離れてスコットランドが舞台となるウイスキー蒸留所で起こる殺人事件を右京さんが解決するお話。事件解決で終わらず、「スコッチの神」の正体や濃い霧の発生(10年前の事件に繋がる)理由まで解き明かすところが素晴らしかったです。「ケンムンの森」は特命よくある護送から始まり、しかし容疑者は逃走、右京さんが奄美で繰り広げる追跡劇にドキドキしっぱなしでした。(特に殺人猿に襲われてその危機を回避するシーン)南の島までスーツをきっちり着こなしている右京さんはやはり素敵でした。どちらのお話も、初めて会った人々にもかかわらず、事件を介して最後には絆が生まれている、そこにも右京さんの凄さを感じました。
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読んでいる間中、頭の中で右京さんが朗読してくれていました(笑)
あっという間に読み終わってしまって…もったいない。
ぜひ、ドラマで動いている右京さんでストーリーを楽しみたいですね。
面白かったです。
ただ…、タイトルの通り右京さんお一人です。
いつもの相棒とはちょっと違うけど、でもいつもの相棒の右京さんでもあるこの「杉下右京の事件簿」
相棒ファンなら是非!
お薦めです! -
初のオリジナル小説、中編2本。ロンドンの話はいかにも鳥飼らしい、ややこしいトリック(笑。奄美の話の方が「相棒」らしくてよかったかな。
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どこの国でもどんな事件でも、右京らしさは健在
これはこれで良いのだが、やはり相棒との掛け合いがないのはちょっと寂しい -
「相棒」ファンにもそうでない人にもお薦めできるミステリ中編集。右京さんファンとしては、右京さんのオリジナル小説ってだけで読む価値は十分にありましたが。そうでないミステリファンも充分満足できる内容です。これはぜひ映像化……はしないのかしら。
イギリスを舞台にした「霧と樽」はなかなかに大仕掛けな本格ミステリ。ウイスキーの蒸留所に現れた巨人と、なんとも不可解な密室殺人。右京さんの推理力は日本を飛び出しても健在です。
もうひとつは奄美大島を舞台とした「ケンムンの森」。こっちもミステリとしての謎解きは楽しめますが。犯人を追い詰めるサスペンス感の方がメインかな。〇〇と対決する右京さんはかっこいい! だけどやっぱり右京さんの夏服ってないのか……(笑)。 -
「杉下右京の事件簿」というタイトルのとおり、あくまでも右京さんの独壇場なので、『相棒がいてこその右京さん』というお考えの方には楽しめないかも。
どこを開いても右京さんが大活躍なので、右京さんファンにはたまらないと思います。
映像を思い浮かべながら読むと尚一層おもしろい一冊。