椿山課長の七日間

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.67
  • (62)
  • (92)
  • (132)
  • (9)
  • (4)
本棚登録 : 508
感想 : 112
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022577863

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 想像と全然違った。なんか勝手にもっと切ないサラリーマン哀愁的な本かと思ってた。

  • 浅田次郎は制覇してたつもりだったのに、うっかり読んでなかったもの。
    全体的にコミカルな世界観が読んでてすごく楽しかった。
    死後の世界がお役所仕事で、死者は長たらしい戒名で呼ばれるなんて笑える〜。ボタンひとつで極楽行きだし。こんな死後の世界ならたしかに怖くないな。
    許可を得て違う姿で地上に戻った3人が、それぞれのやり残したことをやりながら生前知らなかった真実を知り、周りの人々の思いを知り・・・
    こんなに人望が厚く周りの人々を愛してきた3人だからこそ地上に未練があったのかな。
    知子の独白と、蓮が産みの親と再会するシーンでは泣けたー、ほんとに。
    お父さんの愛にも感動でした。

  • とても面白かった!
    最初は普通に読み進め、本当に普通のそういう物語だと思っていたのですが。
    ラストに近くなった辺りでやられます。

  • 不覚にも涙を流してしまった。
    人情モノです。

  • 初版本

  • 死人が生き返るという設定自体にかなりの無理があるので いい話なのに感情移入が出来ず。

  • これって映画化されていたような?

    百貨店の婦人服飾部に勤める椿山課長が過労により
    あっさり逝ってしまうところから話は始まる。
    突然死んでしまったのでもちろんやり残した事もあ
    り、現世に戻してもらうことになるのだが…

    椿山課長以外にも現世に戻ることが許された人々合
    わせて3人の物語が交錯するはなし。

    私は今死んで悔いが残らないだろうか?惜しまれる
    だろうか?考えさせられた。
    最後ほろりときた。

  • 文句のつけようがない名作だけど、どう考えても映画は黒歴史。

  • 激務がたたり脳溢血で突然死したデパートの中年課長が、たった7日間の期限つきで現世に舞い戻ってくる。ただし、みずからの正体を明かすことは許されず、39歳の独身美女の姿を借りているため、行く先々で珍騒動が巻き起こる。家族に、仕事に、やり残したことをやり遂げ、主人公は無事成仏できるのか。行動をともにするやくざの組長と小学生のストーリーをからめつつ描かれる、ハートウォーミングな「死者の自分探し」の物語である。

  • 映画を先に見てしまったので、早く本が読みたかったのです。やっと読めた…!
    嗚呼、何故あの人がこわいことになるの…!(涙)

全112件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

浅田次郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×