椿山課長の七日間

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 112
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022577863

感想・レビュー・書評

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  • 朝日連載時から好き。浅田二郎を好きになった作品。

  • 070922読了。以前新聞で連載していた時から、気になっていた本。最近映画化されましたね。心温まる本。良いです。

  • 新聞連載でずっと読み続けていた。夕飯を作りながら読むのにちょうど良かった。まとめて読んでみなくちゃ。

  • 浅田作品はこれで2作目。

    前回読んだ作品は微妙・・・だったけど今回の作品は良かった!!

    オススメです

  • 2007/06/20

  • これは読むべき。

  • ある日ぽっくり逝ってしまった椿山課長。しかしそれはあまりにも突然で、彼は現世にやり残したことが多くあった。なんとかその要求が受け入れられ、現世に戻ることができた期間は7日間(実質は3日間)。彼はその3日間で、妻と息子のこと、仕事のこと、親友のことなどにキリをつけるため、行動を開始する。<br>タイトルには「椿山課長」しか出ていないが、あと2人、少年とヤクザの親分が同じく現世に戻る。彼らの現世での事情やそれぞれのケリをつける過程も交互に描かれていく。3人ともが、どうしてこんな人たちが死ななくちゃならないの?というような人物なのだが、3人ともが死んだことを否定はしない。現世に戻ってきても、「もうあの世に戻りたくない。」とは誰も思っていない。この話は、「どうして死んじゃうの?どうして、どうして?」ということではなくて、「どう生きてきたか」ということが大事なのだと思う。<br>余談ながら、現世に戻るためには守るべき規則が3つあり、そのうちひとつでも違反すると「こわいことになりますよ。」と念を押される。この、地獄に落ちることを「こわいことになる」と表現しているのがかなり好き。

  • 不慮の死を遂げた椿山課長とヤクザの親分と小学生が思い残した心残りを晴らす為に、期限付きで別の姿で甦る。知りたかった真実、知らない方が良かった真実を目の当たりにするけど、いずれにしても真実故の重みがそこにある。人は死んだらどうなるんだろう、誰もが考え通る道をこんなにもコミカルに、そして切なく暖かく描くのはさすが浅田次郎という感じの作品でした。

  • 映画化されましたね。映画化しやすい物語だと思う。3つの話が意外な繋がり方をする。最後がなーー!ちょっともどかしい。みんな幸せにしてあげてーと思った。

  • 「いい!」と言っている人が多い1冊だったので期待しすぎてたかも?!
    でも確かに面白かったです。
    やり残した事、納得がいかない事があって別の体を借りてまた戻ってきてしまう話。
    椿山課長だけでなく、死後の世界で彼とであった他の2人のお話も出てきます。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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