結婚の条件 (朝日文庫 お 26-3)

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022643865

感想・レビュー・書評

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  • あらゆる切り口で女性にとっての『結婚』を語る。女であるか、人間であるか。
    フェミニズムと現実の女性たちの望み、短大生の率直な意見や他の年代や学歴の人の話―――


    読みやすく書かれていて、尚且つ「そうなんだ」が溢れています。

  • 友達に影響されて読む。筆者は早稲田の心理学出身。ちょっと過激な人で最初は少し困惑するも読了。「少子化は結婚の問題」「幸せな結婚でなければ出産も子育ても地獄」などなるほどと思うこともあったが、筆者が筆者と同世代の一般的な主婦(結婚・退職・出産)は、筆者のような結婚しても仕事を続けた、もしくは結婚せずに仕事を続けた者(いずれにしても自立している女性)に対しての加害者だと確信してるあたりが、読んでいてあまり気分がよくない。

  • しっかり観察し、よく分析された本。
    この手の本が現実にそって書かれているのは珍しいと思う。

  • ・男が女に求めるものは「カオ」であり
     女が男に求めるものは「カネ」である。

    ・結婚はしたい、しかし「適当な」相手がいない。
     これが少子化の原因である。

    データをもとに今の少子化政策などをばっさり。
    切り口がとっても面白いので何回笑ったことかw
    女性だけでなく、男性にも本当におすすめの一冊。
    とにかく面白かったー

  • (2008/4/13読了)三浦氏の下流社会もそうだし香山リカ氏の種種の本もそうだが、統計に基づいた事実というより著者の主観で概念を組み立てたような本も、読み物として面白いのでわりと好きです。そういう風に考えるのが自分でも好きだからか。まあ、専業主婦になれるだけの年収を稼ぐ男を待ってるうちに結婚できないまま40歳に・・・というのは実際そういう人は多そうだ。っていうか非正規雇用がこんだけ多かったら、男一人の稼ぎで中流暮らしができるほどに稼げて人格にも問題ないヤツがそうそう売れ残ってるわけない。

  • 四年間の(数少ない)授業の中で一番面白いと思った先生が書いた社会心理学の本。
    晩婚化とか結婚に求めるものの変化とか女性特有の成功に対する恐怖とかそういうことについて
    分かりやすく面白く書かれた本。
    おすすめ。

  • 結婚にもはや理想はないのか?

  • ゼミで読まされた。みんなさーこれ読んだって「ひねくれたひとねっ!」とか「純粋な気持ちがないのねっ!」とか感じると思うけど(あたしもそうだった)よーく考えてみて!無意識の部分までよーくよーく

  • ¥105

  • 意外と真面目な内容でびっくりした。ふむふむ。でも、本の中に出てくる女性雑誌、私は全部読んだことないんだよなー…………

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著者プロフィール

1952年、大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了。大阪成蹊女子短期大学、愛知淑徳大学文化創造学部教授をへて、執筆・講演活動に入る。本業のジェンダー・セクシュアリティ論からテレビドラマ、日本の晩婚化・少子化現象まで、幅広く分析を続けている。現在は認定こども園を運営し、幼稚園と保育所の連携についても関心を深めている。
主な著書に『醬油と薔薇の日々』『シュレーディンガーの猫』(いそっぷ社)、『増補版・松田聖子論』『結婚の条件』(朝日文庫)など。

「2020年 『草むらにハイヒール──内から外への欲求』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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