愛しの座敷わらし 下 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022646088

感想・レビュー・書評

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  • 家族を大切にしようと思わせてくれる小説でした。座敷わらしの少し物悲しい由来も下巻には記載されており、勉強にもなりました。サラリーマンに転勤は付き物ですが、家族の結束、地域の方とのつながりを大切にしていきたいと思います。

  • さすが荻原浩!最後の1文で、いい話にもって行かれました。

  • 期待が大きかった分、少し物足りなかった。思春期真っ只中のアズミの気持ちの動きをあれだけ繊細に描けることに驚いた。母親を心配して父親と協力する部分が微笑ましかった。座敷わらしのことをもっと知りたくなった。

  • 絵本みたいな本だった。易しいという意味と情景が目に浮かぶようだったという点で。座敷わらしが可愛すぎて萌えた。さくらんぼ食べるとことかヤバイ。

  • 読み進めるにつれてあったかさを感じて、読了感が心地よかった。映画も気になるなー。

  • それにしても、このお父さんの年齢、一緒。状況、ほとんど一緒(◎-◎;) 身につまされるというか、、、うちにも座敷わらしきて欲しい、(^0^;)

  • 新聞に連載されているころから読んでいたんですが、改めて一気に読んで、ほんわかと素敵な気持ちになりました。映画も楽しみです。

  • 日本人は昔から自然を大切にしたし、畏怖し八百万の神様としてお祀りしてきた。それはやはり自然災害の多さにあったんだと思うけど。。。自然とともに生きているときっといろんな精霊に会えたんでしょうね。自然に感謝をする毎日を取り戻したら誰にでも座敷わらしは見えるのかな、そう思いました。

  •  食品メーカーに勤務する晃一は、転勤で東北に行くことに。引っ越し先を、勝手に築うん百年の古民家に決めてしまったから、家族は怒るやら、呆れるやら……。
     身勝手でいい加減、調子のいい夫にイライラが募る妻の史子、友達関係に悩む中2の梓美、喘息気味でやや過保護に育てられた小4の智也、そして同居するようになってからふさぎ込むようになった晃一の母澄代。都会のマンション暮らしから、田舎の一軒家での生活に家族は戸惑うばかり。一家団らんをと願う晃一の思惑とは裏腹に、広い家で家族は、ますますバラバラになるかのように思えたが。
     そんな高橋一家もある出来事をきっかけに、徐々に距離を縮めていく。家族を驚かせ、驚愕させたその出来事とは……!

     お年寄りと、思春期の子どもを抱え、てんでバラバラな一家が田舎の家に移り住んで、絆を取り戻す物語だろうことは、映画のタイトル「HOME」からも伺えるけど、クスッと笑えて、ちょっぴり切なくて、ほんわかな気持ちになれる温かな物語でした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      映画見逃してしまったので、DVDレンタルして作品観てから読もうと思っている。
      映画見逃してしまったので、DVDレンタルして作品観てから読もうと思っている。
      2012/07/17
    • なぎさん
      新聞連載中は、あまり興味をもって読んでなかったけど、評判がよいので読んでみると、なかなかの物語でした。

      私もDVDは観ようと思って、楽しみ...
      新聞連載中は、あまり興味をもって読んでなかったけど、評判がよいので読んでみると、なかなかの物語でした。

      私もDVDは観ようと思って、楽しみにしています♪
      2012/07/18
  • 一気読み。
    この作品大好きだ~。
    映画を観るかは、座敷わらしが自分の想像している姿と違ったら怖いので、躊躇う。やっぱ観ちゃうかな。
    座敷わらしが可愛らしくて、愛おしくて、切なくて。

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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