手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)

著者 :
  • 偕成社
4.23
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感想 : 220
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784039633101

感想・レビュー・書評

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  • おかあちゃんのハラハラの気持ちに共感する。心に残る話。

  • 解説に新美南吉の「生存所属を異にするものの魂の流通共鳴」と難しいテーマが提示されていますが、人間も動物も母と子の愛は一緒。お母さん狐の最後のセリフに胸がぎゅうっとなります。(はま)

  • 寒くなってきたのでついでに引っ張り出してみました。ふわふわな可愛い絵に惹かれて自分のために購入したもの。絵も文もほんわかあったかで、何度でも読み返したくなります。こんな素敵な話だったっけ。
    http://lettura.blog86.fc2.com/blog-entry-48.html

  • とにかく絵が美しいんですよ… 新美南吉さんの文と調和して何とも優しげ。

  • 子供のころ好きでした

  • 子狐がお母さん狐の言いつけを忘れて、手袋屋の主人に人間の手に化けていない方の手を差し出してしまった時、「あっ」っと口に手を当てて目を丸くしていたH君の仕草と表情が印象的。
    そして、お母さんの子守唄も好きな場面。
    ここでは目がとろーんとしてうっとりとした様子で眠りに落ちてゆく。

  • 黒いさんの絵が綺麗で本当に素晴らしい。
    子ぎつねが可愛くて癒されます。

  • 一番始まりのシーン。
    太陽の光が雪に強く反射した眩しさを、目に何かがささったと慌てる子ぎつねがとてもかわいい。

    手袋をくれた人間は本当に優しい人だったのかな?
    子ぎつねの手を見て木の葉で買いに来たなと思ったのに、本物のお金だったので手袋を持たせてあげるのですが、本物のお金じゃなかったらどうしたんだろう?

    お母さんがつぶやく
    「ほんとうに人間はいいものかしら。」
    がしみじみと心に響きます。

    一度の成功で無邪気に人間を怖くないと信じる世間知らずな子ぎつねが、この後もずっと怖い目に合うことがありませんように。。。。と読み終わった物語の続きの幸せを祈りたくなる本でした。

    • くまぞおさん
      「寒い寒いと縮こまる子ぎつね。可愛そうに思ったお母さんは手ぶくろを買いに行かせることに。キツネの姿ではまずいからと、片手を人間の手にドロンし...
      「寒い寒いと縮こまる子ぎつね。可愛そうに思ったお母さんは手ぶくろを買いに行かせることに。キツネの姿ではまずいからと、片手を人間の手にドロンして、お金を持たせて。「この手を差し出して手ぶくろ買うんですヨ」・・・ところが子ぎつね、お店で差し出したのはお母さんが変えてくれた手ではなくキツネの手!さあ、店のオヤジは手ぶくろを差し出すか、キツネうどんにありつくのか!?
       3年生の授業で出てきました。普段おとなしいひとりの女の子が積極的に挙手して授業に参加していた思い出が。きっと子供さんがいたらこの本を読み聞かせしてあげるんでしょうね。」(文責:シャウエッセンくまぞお)
      2013/03/08
    • mutsukiさん
      これは三年生の時なんですね。
      教科書で読んだ時には、とてもほのぼのとしたあたたかい優しいお話だったと記憶していました。
      大人になって改めて読...
      これは三年生の時なんですね。
      教科書で読んだ時には、とてもほのぼのとしたあたたかい優しいお話だったと記憶していました。
      大人になって改めて読んでみると、お母さんぎつねは、自分が足がすくんで進めないほどに怖い場所に、なぜ子供だけで行かせたの?と親の目線になっているから不思議。

      2013/03/09
  • 間違えた手を出すところが、絵では伝わらないけれど、小学生にはこの「手ぶくろを買いに」が一番いいかな?と私は思います。

  • 絵が可愛い♪

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著者プロフィール

1913年、愛知県知多郡半田町(現・半田市)に生まれる。中学時代から童話を書き始め、『赤い鳥』『チチノキ』などに投稿。東京外国語学校在学中に病を得、20代後半の5年間は安城高等女学校(現・県立安城高等学校)で教師をしながら創作活動を続けた。1943年、29歳の生涯を終える。代表作に「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」「手袋を買いに」「でんでんむしの悲しみ」を始めとして、多くの童話・小説・詩などの作品を残す。

「2019年 『子どものすきな神さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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