手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)

著者 : 新美南吉

• 偕成社 (1988年3月14日発売)

感想・レビュー・書評

[まめさんの感想 · 2019年4月9日]

私が子供の時は、この絵本の色合いがなんとも物哀しいような、でもおかあさんがあたたかい、ちょっと切ないけど好きなお話でした。
うちの子にはまだ早かったようです

[うっちーさんの感想 · 2019年1月3日]

狐の親子が棲む森に寒い冬がやってきて、雪が降った。母親狐は子狐に手袋を買ってやろうと思い、ある夜、人間の住む町に出掛けるが…

狐の親子が棲む森に寒い冬がやってきて、雪が降った。母親狐は子狐に手袋を買ってやろうと思い、ある夜、人間の住む町に出掛けるが…

昔、散々な目にあった母狐は足がすくんで、町に行くことができない。仕方なく子狐だけを行かせることに。

ひとりで町まで来た子狐は、母狐から教えられた通り帽子屋に行き、手袋を買おうとするが、間違って、母狐に人間の手に変えられた手とは反対の狐のままの手を出してしまう。それを見た帽子屋は…

[chikaawazさんの感想 · 2018年12月28日]

子どもの頃に家にあった本。
黒井健さんの絵がきれいで、物語との調和が素晴らしい。

[tamagawakyoudaiさんの感想 · 2018年11月8日]

読み聞かせ。15分。小狐が町に手ぶくろを買いに行くお話。心配して待つ母の気持ちや、小狐から見た人間の温かさが描かれている。

[unknownさんの感想 · 2018年9月24日]

黒井健のふんわりした絵が似合っている。

偕成社版読んだことなかったっけ…？

[lttrsさんの感想 · 2018年2月14日]

【読みがたり 12分】

[charliechatoranさんの感想 · 2018年2月5日]

新美南吉の代表的な童話。
たくさんの絵本があります。
黒井健さんの絵が良いなあ、と思うのは、キツネの親子の毛が冬毛でほわんほわんで、背景の雪と空の色と相まって、毛のない手の先の冷たさ、痛さが「きゅん」と伝わってくるところです。

[藤子さんの感想 · 2017年12月31日]

小学生の時、図書室で見つけたこの本に、涙が出るほど感動しました。『ごんぎつね』や『きつねのでんわボックス』など、きつねの出てくる童話って、どうしてこう切ないものが多いんだろう。その頃書いた読書感想文で賞をもらった作品。
こぎつねの手へそっと手ぶくろを置いた、お店の優しいご主人に心温まりました。冬になると、この話が読みたくなります。

[小柳小学校さんの感想 · 2017年6月30日]

2019　　4-1
29年度 　4-3
15分

[tktk0720さんの感想 · 2017年1月14日]

声に出してよんで、そのリズムの良さがよくわかります。寒さを感じる情景に、さまざまなあたたかさを感じることのとができる作品です。

著者プロフィール

1913年、愛知県知多郡半田町（現・半田市）に生まれる。中学時代から童話を書き始め、『赤い鳥』『チチノキ』などに投稿。東京外国語学校在学中に病を得、20代後半の5年間は安城高等女学校（現・県立安城高等学校）で教師をしながら創作活動を続けた。1943年、29歳の生涯を終える。代表作に「ごんぎつね」「おじいさんのランプ」「手袋を買いに」「でんでんむしの悲しみ」を始めとして、多くの童話・小説・詩などの作品を残す。

「2019年 『子どものすきな神さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」