- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040663517
感想・レビュー・書評
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ほんとうにだいじなものは
めにみえないんだよ
あらためて
「王子さま」の言葉を思ってしまいました
人が生きていく上で
大事なものはなになのだろう
人が生きていく上で
持っているべきものはなになのだろう
人が人であるために
いま 何を 思えば いいのだろう
いろんなことを
じんわり 考えさせてもらえる
一冊ですね
それにしても
椰月さんは
読者の心のひだに言葉を送り込むのが
じょうずだなぁ
それにしても詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あおのが訪れた、河童山にあるキシダ治療院には、ひっきりなしに患者が訪れる。
あおのも、そこでお世話になることになり、節子センセと、つきのという女の子と一緒にくらす。
そこで、あおのがみたもの、そして感じたことは…。
優しい気持ちになれるファンタジー。
「定めのなかで、自分がどういきるかが大事なんだよ。そのときのふるまいでその人の人生が決まる。運命を恐れちゃいけない。精一杯いきるんだ」
「まずは素直な心にならなければ解決できない。あせるだけじゃダメ。平らなまっさらな心じゃないといろんなものが見えてこないし、吸収できない」
優しい気持ちになるだけじゃなく、肩の力をぬくことができる、素敵な本です。 -
暖かいファンタジー。いい話。
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一気に読んでしまった!
最後は悲しくて、切ない。でもどこかほっこりする。
キヨシがぶっきらぼうだけど、本当は優しい。
目に見えない世界を信じるのは難しい。 -
タウン誌の編集をする青年、あおのは、キシダ治療院を取材で訪れる。先生とその手伝いをするつきのとしばらく暮らす。幽ブックス。
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表紙のイメージと違って、霊的なものを小説に入れ込んでいた。 ホラーとかではなく、「日常の中に実際にあるのかも知れないけど普段は見えないもの」 だと思えた分、リアリティーのある小説だった。最後まで表紙のイメージとの違いが気になってしまったのが自分で残念。もっとまっさらな気持ちで読んでみたかった。
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「あなたの目を見て だいじょうぶだよと言ってあげたい そんな物語です(萩尾望都)」この帯にだまされた!
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ダ・ヴィンチで紹介されていたので読んでみたのだけど、夏の終わりに読むには丁度季節感があっていてよかった。
私とは妖怪や幽霊のあり方に関して考え方が違っていたから納得はしてないけど、ほんわかしててこういうのもアリなのかなって思う。
ただ、あおのとつきのもだけど、両親も不遇な子供時代を過ごしていたりして、なんでこの家族ばかりが・・・と不憫な気持ちになった。 -
マンガっぽい表紙の小説はあまり好きではないのだけど小森羊仔は好きなマンガ家だし萩尾望都が薦めてるので読みたくなった。
自分としては小説で読むのには抵抗あるストーリーだった。
なんとなく、マンガで読んでいたとしたら好きになってたんじゃないかなと思った。 -
そういうことだろうなと思っていたけれど、理不尽なことに胸が詰まる。切なくも読後感は穏やかでした。