LEAK 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2016年1月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041026120
感想・レビュー・書評
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ZERO の前。
リッチマンのエピソード。
少々グロい表現もあったけど、物悲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。けど哀しくもなった。犯罪を犯す人の弱さが切ない。
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同シリーズ2作目『CUT』に登場した「太鼓屋」のおばあちゃんの意外な過去が、今回の猟奇事件と絡まりあう。
誰も平然と生きているように見えるけど、薄い皮膚の下に様々な感情を包みかくして生きているのだと、今更のように思い直した。誰も、誰も、誰もがそうなんだと。主人公の比奈子がお人よしであり、いつも人に寄り添って生きる根っこには、人間愛や共感が存在するのだろう。
世の悪に対する「仕置き」が、シリーズ中の犯罪傾向として多いように思う。(といってもまだ4作目だけれど)
理不尽さへの抵抗が通底しているのかな。
猟奇犯罪ものとはいえ、奇特な(?)キャラクターによってかなり浮力のついたエンタメ作品になっている。 -
#読了 #猟奇犯罪捜査班藤堂比奈子 #読書好きな人と繋がりたい
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シリーズ第4弾。
私刑による猟奇連続殺人事件が起こり、警察は後手後手のまま最終局面に。そんな中本庁に駆り出された、新人女性刑事と仲間たちが解決するお話。
主人公の持つ人当たりの良さと抜群の記憶力とのバランスがちょうど良い仕上がり。
ガツガツでもなく出来なすぎでもなく・・・。
仕事の出来ないやつらを黙らせるには結果が全てというのを表現しているシリーズ。
なかなかスカっとします。
次も期待できる一冊。 -
綺麗に伏線が張られており、犯人と動機の予測可能性が与えられているので、安心して読める。正義が暴走することの恐ろしさも感じさせてくれる本。
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4.5