つくもがみ、遊ぼうよ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.35
  • (18)
  • (68)
  • (119)
  • (18)
  • (3)
本棚登録 : 606
感想 : 96
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104095

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • つくもがみシリーズ第二弾。百年生きてきたつくもがみはちっこいのにえらそう。でも、十夜、市助、こゆりの危機を知って、なんとかしようと影の間しか行き来できないのに、人に見られたらだめなのに必死に頑張る様子にほっこりした。お芋などおやつが大好きなつくもがみが愛らしい。第一弾を読んだときはしゃばけの二番煎じかと思ったけど、やっぱりこのシリーズも追いかけていこうかな。

  • なじみの付喪神たちに加えて、元気なお子三人と、双六の付喪神をまじえた日々。とても親しみがもて、わくわくハラハラしながら夢中になって読みました!

    お気に入りの品を百年大事にしようと誓いましたね!長生きしてほしいです

  • お紅、清次らの子世代と相も変わらぬつくもがみたちとのエキサイティング?な日々。子どもらがメインなので、ほのぼのしているかと思えば、ほのぼのに隠されたトゲがなかなか聞いている。
    つくもがみたちは相変わらずフリーダムだが、仲間のためなら一所懸命、いいやつらである。

  • 「つくもがみ、貸します」の続編。
    前作の登場人物たちの、子供達が主人公。
    付喪神たちと距離を置いていた親達と違って、がっつりみんなでお友達付き合い、チームワークで様々な事件を解決する。
    前作の主人公達も、ちらちらっと登場する。徹頭徹尾、子供がテーマでありモチーフだから、そのくらいの距離感がちょうどいい。
    まとまりも良くて、 個人的に「しゃばけ」シリーズより好き。

  • こんなに行動的で良いのか、つくもがみ!?
    まぁ、今回はお子様たちとの関わりが多いので、
    こんなに動き回っているのですが、
    この軽妙さと明るさが
    畠中作品の持ち味だと思いますね。
    江戸時代の子ども事情もよくわかる作品です。

  •  古道具屋兼損料屋「出雲屋」には、付喪神となった品がたくさん。
     前作では、お紅と清次がメインだったけれど、今回は、出雲屋のお紅と清次の子・十夜と、すおう屋の子・市助、鶴屋の子・こゆりと、付喪神の騒動と冒険のお話。

    ------------------------------------------------------------------

     今までは、好き勝手に喋っては、人間に話し掛けられたらお喋りをやめていた付喪神も、子どもには勝てずに、今度はお友だちに。
     前作は全体的に微妙なお話だったけれど、今度は付喪神と子どもたちが会話したり遊んだりするし、一緒に冒険したりするので、前よりも断然楽しく読める。
     前作がイマイチだったんで、こっちは読むかどうしようか迷ったけど、まぁ読んでよかったかな。

     てか、前作でお紅と清次は(血の繋がらない)姉弟だったけれど、まぁその気持ちは描かれてはいたけれど、今回は特に何の前置きもなく夫婦になっているという。
     別にその辺りの経過を知りたいとは思わないけれど(お紅と清次のキャラが私にはイマイチだったので)、何の説明もなくそういう設定で話が始まったので、これが第2弾でよかったんだよね? て、最初焦った。

  • 清次とお紅の出雲屋のつくもがみのシリーズ。

    江戸版少年探偵団と、ゆかいなつくもがみの仲間たち
    …という感じのお話し。
    お子たちが賢くて可愛い。
    ほろりとする人情話もあり、登場人物が“いい人”と“悪い人”に分かれていて分かりやすい。
    学校の図書館に置いて欲しい本。

  • 江戸は深川。僅かな賃料と引き替えに、何でも貸し出す損料屋の「出雲屋」には、つくもがみという妖怪と化した古道具たちがたくさん!威張りんぼうで、そのくせ友情にあつく、噂話にお茶や焼き芋、いたずらが大好き―主夫婦・お紅と清次のひとり息子十夜と幼なじみの子供らは、つくもがみたちと様々な大騒動を繰り広げ、健やかに成長していく―。

  • 出雲屋にいるつくもがみたちと
    出雲屋の息子(とその友達)の話。
    後に行けばいくほどおもしろいけど、
    前作の方がおもしろかったような…。

  •  『つくもがみ貸します』の続編。
     出雲屋の主、清次とお紅の息子・十夜が主人公となり、幼馴染みの市助とこゆり、店の付喪神たちと共に、江戸の町に起こる不思議な騒動を解き明かしてゆく。
     前作の主人公であった清次とお紅の出番はさほど多くないが、聡明で元気いっぱいの息子を、厳しくも温かく育てる姿は感慨深い。
     同時に、両親の深い愛情に包まれて健やかに育つ、少年の成長物語ともなっている。

全96件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

畠中恵の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×