つくもがみ、遊ぼうよ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041104095

感想・レビュー・書評

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  • つくもがみシリーズ二作目。一作目からかなりの年月が流れた設定ですが、つくも神たちは相変わらずなのね。
    子供たちが主人公のにぎやかな物語で、つくも神たちとの掛け合いも楽しく読めます。だけど意外なところに潜む陰謀は、世知辛くて。いつの時代もこういうものは絶えないんだなあ。
    しかし大久屋……いくらなんでも騙されすぎですってば! いい人なのはいいけれど。大丈夫なんだろうか、と心配になってしまいました。

  • 舞台はつくもがみが住む出雲屋だけど、お紅と清次の子供の十夜と幼なじみの市助、こゆりの三人が主役!双六のつくもがみ そう六と双六勝負をしながら話が進んでいきます(^^)今回は人探しをしたり、家出をしたりと可愛らしいつくもがみの行動が満載(*^^*)子供達の命が危ない時に助けようとするところは「しゃばけ」の若だんなを守るあやかし達みたいだ!でも、つくもがみシリーズは月日が流れるのが早い!!十夜が店主の話も早く読めるかも!?

  • 【収録作品】つくもがみ、遊ぼうよ/つくもがみ、探します/つくもがみ、叶えます/つくもがみ、家出します/つくもがみ、がんばるぞ

  •  清次とお紅の息子十夜と2人の子どもたちとつくもがみのお話。付喪神のそう六が加わり、双六を通して話が進んでゆく。

     前作は好きだったのだが、今回はうーん。付喪神が活躍し過ぎてしゃばけに似ているからかなぁ。

  • 畠中文学 つくもがみの立ち位置が、きまりました。

  • つくもがみシリーズ第2弾。
    本作では子供たちと付喪神たちとの活躍(?)が描かれている。
    それなりに付喪神たちも個性的ではあるのだが、やはり「しゃばけ」ほどではない。似たような形態なだけにもう少し捻りが欲しい。

  • 前作『つくもがみ貸します』から一転、付喪神が思いっきり人に話している!というのももちろんそれなりの理由はあるんですが。前作の主人公姉弟が夫婦になってできた子供とそのおさななじみの代に主人公をうつし、まるで『しゃべけ』シリーズのようなドタバタ劇になりました。でも楽しいのは変わりない。読後感さわやかな一冊です。

  • 江戸の古道具屋で、100年経ってつくもがみとなった古道具たちと、つくもがみ達と遊ぶのが大好きな3人の子どもたちが、色々な出来事を起こしたり巻き込まれたりする。しゃばけシリーズのように、人とあやかし達との楽しい交流が描かれている。

  • こども3人とつくもがみの話であるが、大人が結局助けるということで探偵小説の王道をいっている。

  • 畠中さんの作品は、やはり「人ならぬもの」が良いですね。
    子供たちが活躍するので一作目に比べて明るくかわいらしい、活気ある印象。家族やご近所さんたちのあたたかさ、愛のある厳しさもよく描かれていました。そして双六とともに進んでいく小さなミステリー。楽しい読み物でした。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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