つくもがみ、遊ぼうよ

著者 : 畠中恵

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年3月27日発売)

感想・レビュー・書評

[masakyonさんの感想 · 2013年10月6日]

子供って純粋だな～
大人になるにつれて、そんな大切な気持ちをどこかに置き忘れてきてしまったのかもしれないと思う１冊でした。
澄んだ目で見えていたものが、いつの間にか見えなくなってしまってるのかもしれない。

友達との大切な時間、わくわくするような会話。
やっぱりゲームばかりやってちゃダメなんだよな～

[happymaimaiさんの感想 · 2013年9月16日]

つくもがみシリーズ二作目で、清次とお紅の子どもたちが主人公に変わってます。つくもがみ達も普通に子ども達と話をし、おやつを食べ、事件解決に力を貸すなど、しゃばけシリーズに似てきた感じがしました。
これはこれで面白いと思ったけど、前作の人間とはちょっと距離を置き一段上から目線のつくもがみの方が良かった気もしました。

[◇マルベック男爵（九州在住のワイン好き）◇さんの感想 · 2013年9月13日]

畠中さんは天才だと思う。
いや、思うてかそうだ！

だが、本作がそうか！となるとこれはまた別の話だ。

●モンスターズユニバーシティはおもろいが・・●モンスターズインクには及ばない。
●三匹のおっさんふたたびも素晴らしい書籍だが、●三匹のおっさんには及ばない。
柴田よしきさんの●ふたたびの虹二冊も同様だ。

（宮部さんの●あんじゅうは二冊目の方がおもろかったな？そう言えば。）


話、逸れたヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ

前作の●つくもがみ貸しますが名作だっただけに・・
こちらは正直物足りない。

物足りないてか？これは●しゃばけシリーズだよΣ(￣。￣ﾉ)ﾉ

正直、チョットがっかり、かな？
ハードル上げ過ぎてた自分を反省(￣^￣)ゞ

[るうんさんの感想 · 2013年9月12日]

江戸は深川。僅かな賃料と引き替えに、何でも貸し出す損料屋の「出雲屋」には、つくもがみという妖怪と化した古道具たちがたくさん!威張りんぼうで、そのくせ友情にあつく、噂話にお茶や焼き芋、いたずらが大好き―主夫婦・お紅と清次のひとり息子十夜と幼なじみの子供らは、つくもがみたちと様々な大騒動を繰り広げ、健やかに成長していく―。

[バンスライクさんの感想 · 2013年9月8日]

損料屋の出雲屋に住み着くつくもがみという妖怪と化した古道具たちがひとり息子 十夜と幼なじみの子供らと繰り広げる大騒動。前作からかなり年月が経ち子供の世代の話に成っている。そのせいもあり前作よりつくもがみの活動がアクティブ。子供たちと遊び食べ、外にも積極的に出て行くという「しゃばけ」に似てきた感じがする。賑やかな雰囲気は良いのだが、前作の微妙な距離感が面白かったのになとも思う。話はほんわかムードでまあまあなのだが、もう一つピリッとしたものが欲しいかな。大人たちの存在感が今ひとつなのもちょっと不満。

[icanさんの感想 · 2013年9月7日]

付喪神が人間と直接話をしたり、主役が子供になったりと、前作からの変更点がすべて魅力を損なう面白くないものだったことが残念。

人間と普通にしゃべるし、自由に動けるバケモノなら、しゃばけシリーズのほうが断然面白い。

[さゆらさんの感想 · 2013年9月2日]

つくもがみシリーズです。
今度は子供世代になりました。
ところで、各話の冒頭に付喪神から話しかけられているひとは誰なんでしょな。

大久屋という札差さんを中心に、さわさわと騒ぎが巻き起こります。
お金持ちというのも大変です。

子供が自分たちだけで解決しようと思い込んだら、脳裏から大人の姿はさっぱり消えてしまう。
そうですよなあ。
そしてまた、にっちもさっちもいかなくなったところを助けてくれるのは、やはり大人なのですね。

ふと昔の自分を思い出して見たのですが、こんなに賢くなかったなと遠い目。
あまりほのぼのした話ではないはずなのに、ほのぼのしてしまいました。

[神道りのさんの感想 · 2013年8月21日]

つくもがみ普通にしゃべるようになってる(笑)
いやいや、子供には勝てないってことかな？ｗｗ

安心して読んでられるから好きだな～ｗｗ

[shadiさんの感想 · 2013年8月19日]

時は江戸。つくも神とは、作られてから百年以上たって、道具に魂が宿ったもの。「神」と名乗りながら、食いしん坊で、威張りんぼ卯、おまけに、好奇心旺盛。古道具やに住み着いた、つくも神たちと、子供たちが、様々な事件にまきこまれていく。
つくも神たちと、子供たちの会話が、微笑ましい。また、江戸の人々の、人情が、心温まる。

[kakuyuさんの感想 · 2013年8月13日]

ミステリーや、どぎつい内容の本を読んだ後などにはバッチリかもしれません(^ ^)

著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第１回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」