悪魔の手毬唄 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304020

感想・レビュー・書評

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  • 4-

  • 1977年公開、市川崑監督、石坂浩二主演で映画化されたのが有名。小説の方が登場人物が多く、人間関係を理解するのが複雑。若干、小説とストーリー展開に違いがあるが、映画撮影の費用の点からは致し方ないと思われる点もあり。

  • 金田一耕介シリーズ。

    過去に詐欺師に絡んだなぞの殺人事件のあった村に偶々行った金田一が、なぞの失踪事件に出くわす。その後、村の女性に悲劇が。




    手毬歌が冒頭に紹介されているが、思い返すとこのモチーフの必然性があまり感じられず。また、金田一が犯人を初期段階から分かっていながら、真相究明を優先したのか結果的に犠牲者を増やしてしまったように感じられ、後味が悪い。シリーズ特有のおどろおどろしさは楽しめたが、他の作品に比べると読後感は良くなかった。

  • 市川崑版の映画をみる機会があったので、懐かしくなって原作も再読した。
    金田一先生は相変わらずいいキャラクターだ。内容も古い作品であることを意識せずに楽しめる。
    しかし改めて読みなおしても、恩田(に扮した某人物)のやったことはひどいな。そりゃ事件もおきるわ…。

  • 鬼頭村手毬唄考
    一羽のすずめのいうことにゃ
    二番目のすずめのいうことにゃ
    三番目のすずめのいうことにゃ
    ちょっと一貫貸しました

    著者:横溝正史(1902-1981、神戸市、小説家)

  • 戦後すぐの日本の田舎の描写でもう、横溝正史の世界。やっぱりいいな金田一

  • 冒頭では語り手が誰なのか明かされず、最後まで読まないと分からない。エピローグでは情感たっぷりの幕切れをしみじみと噛みしめた。
    作者本人が何度も登場人物に言わせるように獄門島に重なる部分が、これだけ多作な方だから仕方ないと思いつつ少し残念。
    ただ犬神家に勝るとも劣らない人間関係の綾、人物像の掘り下げにため息が出る。それぞれの心情を想像すると何とも物哀しく、やり切れない殺人。

  • 本格ミステリの雰囲気充分な作品
    犯人の動機の意外性も
    名探偵の無能で有能な演出も実にみごと
    簡単な筋書きを重厚にそれでいてくどくなく見せる手腕は流石の一言

  • BSプレミアムで、なにか読書会みたいなのをやると見たので読みはじめたのだが、結局、放送日を忘れていて番組も見られなかったし、で、途中、少々放ったらかしていた
    うーん……、これが最高傑作らしいんだが……、うーん……
    訛りのせいか読みづらかったし、気持ちもいまいち入り込めなかったなぁ

  • どうにもこうにもやるせない。
    ドラマ、映画で中身を知りすぎてるから
    一体誰が....のサスペンス感がまるっきりなくて
    ストーリーをなぞるように淡々と読めてしまった。

    ああっマッサラな状態で読みたかった....。

    なんかドラマのほうが面白いと思っちゃったよ。

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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