- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042955023
感想・レビュー・書評
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ダヴィンチコードを先に読んだけれど、これがロバートラングドンシリーズの1作目らしい。
ロバートが、学者の域を超えて肉体的なファイトを繰り広げたり、生死を賭けた危険なヴァチカン大奔走。
ダヴィンチコードほどのテンポの良さや謎が解ける爽快さは無かったけれど、飽きの来ない展開で次々と読み進められる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ローマと、バチカンに行きたくなった。
観光ミステリ(浅見光彦みたいなの)ってやっぱり面白い。 -
宗教と科学の対立に発想を得て、対立から自己に有利な点を描いていく宗教界の着眼点が即ち小説の大きな柱になっている。その対立はそれぞれの組織内にも組み込まれており、もしやあいつが?という組織内と読者に対する挑戦として提示されていく。また、最新の科学情報を小説に大胆に組み込んでいき、伝統的なローマカトリックの主張と最新の科学の主張対立として読者をあおっていく。
過去からの伝説を組み込んで新たな発想に仕上げていく点や、バチカンあるいはローマの地勢を詳細に把握し、ここぞとばかりに発揮していく部分は作者の実力そのものであろう。歴史知識だけではない、小説としてのテンポ感も如何なく発揮された楽しい作品。 -
天使と悪魔の間で、ヨガパワーが炸裂します。
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バチカンにいくために読んだ。ラングドンシリーズは、宗教や美術の知識を都合よく吸収できる。ただ、他の作品の方が面白い。バチカンは行けてよかった。
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2016/11/27
映画と違う!映画も面白かったけど、その数倍よかった!!教皇が科学に敬虔の念を抱いていたことにも納得。カメルレンゴが最後まで話を聞いていれば、違った結末があったのかな。それぞれの生き方や思想はその人の持つ過去に起因していて、今目にしている事象だけにとらわれることなく、対話を重ねて理解を深めていくことが大切なのだろう。科学と宗教どちらかを選ぶ生き方はとても危険であるが、どちらも私たちには必要なもの。神の声を聞くということは、自分の内なる声に耳を傾けるということ。その考え方にとても納得させられた。 -
ついにジャックバウアーに。
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確かに衝撃の結末だった。
映画では端折られていた、暗殺された教皇に子供が居たとは!!!しかも、『純潔』を守るために、その子供は試験管ベビーだった!!!そしてその子供は教皇のすぐ近くにいたのだった!!!!…それを知らなければ、カメルレンゴも殺人なんてしなかったのかもしれない…かな。
もうひとつ。カメルレンゴを追い詰めたのは、映画ではスイス衛兵隊副隊長だったのだが、実はセルン研究所のコーラー所長だった!
コーラーはヴィットリアの父、レオナルドの日記を見たのだった(日記もここで出てきた)。
このくらい端折らないと、映画にならなかったんだろうな。
最後の烙印も本当はイルミナティダイアモンドだったし。
映画は映画で楽しかったし、本は本で楽しめた。
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ラングドンの懸命の努力も虚しく、教皇候補たちはイルミナティを名乗るテロリストの犠牲となりつつあった。反物質の行方も依然として不明。さらにテロリストの魔の手は、殺害された科学者の娘ヴィットリアにまで迫ろうとしていた。果たしてラングドンに勝機はあるのか―――。ついに明らかになるイルミナティの真の目的と、その首謀者。宗教と科学者の対立を壮大なスケールで描くタイムリミット・サスペンス、衝撃の結末!!(裏表紙より) -
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