鼠、江戸を疾る (角川文庫 あ 6-145)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • / ISBN・EAN: 9784043870158

感想・レビュー・書評

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  • 2014.4.26読了

  • 義賊らしい鼠の行いに胸がスッとしたが結末が切ないのでジーンとくる

  • ドラマ化もされたことだし、せっかくなので最初から読んでみることにしました。良くも悪くも赤川次郎的な一冊でした。

  • 弱きを助け強きを挫く鼠小僧!
    表紙に惹かれて読みました。やっぱり好きです勧善懲悪もの。淡々と話が進んでいく感じだったので、もうちょっと人情ものならではの余韻が欲しいな~とは思った。

  • テレビドラマでやってたから購入してみた。鼠という凄腕の泥棒が主役の短編集。うーん。感動とかはなかった。

    kobo

  • 現在進行形のシリーズ物。
    現状6巻まで。

    大御所・赤川次郎、
    初の時代物ということで読んでみる。
    タッキーでドラマ化もするみたい。

    著者の作品は初めてだったけど、
    代表作がたくさんあるのは知ってたし、
    テーマが鼠小僧だし、
    面白いのは間違いないだろうと
    安心して全巻購入。

    が。

    こりゃだめだ。
    自分には合わない。
    シリーズ物だから段々愛着でて好きになってくるんだろうと
    我慢して6巻読んだけど、
    今のところ段々モヤモヤしてきてる。

    まず描写が足りなすぎ。
    最小限の描写で想像力をかき立てるのが著者のやり方かもしれないが、
    描写が足りなすぎて、セリフも展開も強引になり、
    事件解決に必要な人やものや状況が
    全部都合良く登場してるように見える。
    人情ものなのに余韻も何もあったもんじゃないし、
    哀しさも粋さも薄過ぎる。
    描写が少なくセリフが多く(しかも不自然で強引な)、
    脚本とか読んでる気分になる。

    そして何より違和感が半端無い。
    セリフも行動も時代背景も。
    若い町娘が一人で居酒屋で酒飲んでたり、
    簡単に町人の主人公たちが敵を斬ったり、
    しかもチャンバラの描写もなく一太刀であっさり侍斬られるし、
    侍なのに町人の主人公に丁寧語だったり、
    身分の差とか軽過ぎるし、
    世を忍ぶ鼠小僧なのに
    「ただ者じゃない」ってみんなにすぐばれるし、
    「ただ者じゃない」だけで周りはいろんなことを全部納得してるし
    普段の生活や立ち位置も怪し過ぎる。

    大名が絡む事件とか、
    すぐに「さる藩の...」みたいな逃げ方するところを見ると、
    単純に調べないで書いてんだろうなあって思える。
    描写の少なさは、
    著者に不都合なところを省いてるだけのように見えてしまう。
    本当のとこはどうなのか分からんけど、
    いわゆる「時代小説」を想像すると裏切られる。

    他の作品を読んでないから分からないけど、
    他の作品もこんな感じだとすれば
    なんで大御所とされてんのか理解できないレベル。
    すごく偉そうに失礼なことを言うと、
    素人が書いたみたいな小説。

    期待した分がっかり。
    ただ、表紙と表題のつけかたは好き。

    • 虹風 憂璃さん
      こんにちは。
      初の赤川次郎でこれから入ると、確かにそんな感想になっちゃうかもです。

      私は、赤川作品はかなり読んでる方(少なくとも90...
      こんにちは。
      初の赤川次郎でこれから入ると、確かにそんな感想になっちゃうかもです。

      私は、赤川作品はかなり読んでる方(少なくとも90年代前半までの作品はほぼ)ですが、彼の作品は9割が暇つぶしにさら~っと読んで、数か月経つと内容忘れちゃうような感じです。
      デビューしてすぐ売れっ子になってしまい、年100冊とか書いてたんで、「質より量」になってしまったんでしょうね。

      けどそんな中で、1年に1作くらい気合い入れて書いてるものがあったりするような作家さんです。

      このシリーズも池波みたいなのを期待してると、ガッカリしますよね。
      私は、その辺は割り切って今まで読んだ時代小説の知識で補って読んでる感じでした。キャラクターは魅力的なので好きです。
      「さる藩の~」みたいな描写は、事件を創作する場合、逆にあまり藩を特定するのもどうかと思いますが。
      それか架空の藩を作るしか。

      ちなみに赤川作品の本格ミステリは、初期作品をお勧めします。
      まだ、締め切りに追われ過ぎる前の作品は、随所に散りばめられた伏線がラストで一気に回収されるのが見事です。
      あと、初期というほどではなくミステリーでもないですが、『ふたり』はお勧めです。

      長々と失礼いたしました。
      2014/01/29
    • BullManさん
      >みーたさん
      コメントありがとうございます。
      そうなんですね。
      初見でしたので、名前の売れまくってる作家さんにしては....と、戸惑っ...
      >みーたさん
      コメントありがとうございます。
      そうなんですね。
      初見でしたので、名前の売れまくってる作家さんにしては....と、戸惑ってしまいました。
      確かに、池波みたいな感じだったり、ミステリとかから転向した浅田次郎や宮部みゆきみたいな感じを想像してました。

      おすすめ頂いた『ふたり』や、初期ものを改めて読んでみます。
      ありがとうございました。
      2014/01/29
  • 14年1月からNHK総合でドラマ化されてるシリーズの原作と云うことで読んでみましたが、赤川さんらしい読みやすい文章で、面白かった。
    タッキーと忽那汐里はあってるように感じる。

  • 痛快エンターテイメント。勧善懲悪の短編集。鼠は人殺しとは違うと言いながら、悪役を殺していて、キャラがぶれていると思った。

  • 鼠小僧の事は知識として知っていたけれど、小説として読むのは初めてかも。余計な情景描写や料理、美形や個性的なキャラで読者の気を引く事なく、潔いほど完結な文章がテンポ良く面白いです。人も良く死ぬし、やるせない話もありますが義賊・鼠小僧の人助けは読んでいて気持ちがいいです。

  • 読み易いってすごい。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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