クラウド時代と<クール革命> (角川oneテーマ21 A 112)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047102262
作品紹介・あらすじ
今や急速なITの進歩と情報環境の変化が「知」のグローバリゼーションを加速する。その集大成「クラウド・コンピューティング」によって、2014年に日本の産業構造は大激変するだろう。その中で「ガンダム」を筆頭に世界で歓迎される日本のポップカルチャーなど、「クール」「かっこいい」と大衆に賞賛されるモノや出来事が社会を変革し始めている。これが"クール革命"だ。本書は情報産業最前線に立つ著者が、激変する現代を"クール革命"の力で生き抜く道を、模索し確信に至った覚醒の書である。
感想・レビュー・書評
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ダークナイトはアメリカでは、世界的には1000億円の興業収入だが、
日本では、15億円だった
1980年代まで 高関税政策 外国大手企業の日本進出の防止
1986年東京サミット 輸出貿易黒字から貿易自由化へ
バブル崩壊
長期不況 失われた10年
80年代までアメリカ文化の吸収
90年代以降 金融ビッグバン大蔵省
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株式会社KADOKAWA取締役会長の角川歴彦氏が2010年に発表したクールジャパンに代表されるコンテンツビジネスやWeb2.0などネットビジネスについて論じた著書。当時、急速に勢力を拡大していたGoogle、Apple、Facebook、Amazonなど海外勢に完全に後れを取っていた日本の進む道を示そうとしていたのだと思う。日本独自のクラウドシステムなどの構築についても語られています。本書の中では2014年がターニングポイントになるとのことだったが、2020年現在の日本は…。
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大手出版社の中ではいちばんITに積極的で、正面
から向き合っていると思うのが角川。
その総帥が書いた本ということで手に取った。
第一章「クール・パワーを新しい国力へ」から第五章
「クラウドの奇跡」は、独自のフレーズをちりばめ
ながらweb2.0やクラウドについて総括的に書かれた
もの。びっくりするような内容はなかったけれど、
系統立ててまとめてあるので、頭の整理には最適。
でも、この本の肝は第六章「アメリカから起こる21
世紀の産業革命」と、第七章「提言」。角川さんは
これが言いたくて、この本を出したんだろうと思う。
アメリカが史上最強の地財国家を目指す中、我々は
「IT安全保障」を真剣に考える必要があるという指摘
には、そういう整理もアリだなと思わず納得。
でも、その最終的な提言が、クラウド・コンピュー
ティングを省庁横断の親方日の丸プロジェクトに
すべき、というのはどうなのか。
確かに理想的な形ではあるけれど。 -
角川グループのえらい人がどういうことを考えてるのか知りたくて、買ってみた。年齢的に上の方(67歳)である。この年齢になると、デジタル系に疎い方が多いのだが、そんなことはまったくなく、とても新しいことに通暁していて驚いた。いや、失礼な話だ。ところどころ、酔ってるような文章があったり、数字の根拠がいまいちよくわからないところもある。また、中身に関しては、この本独自というものはなかった。類書を読んでる者にとっては既知のものがおおい。昨今のITの流れをおおまかにおさらいする意味ではいいかもしれない。""
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角川書店が考えるクラウドとはという内容。
「クラウド」ってタイトルに惹かれて買ってしまった。 -
図書館
挫折 -
クラウド時代と<クール革命> (角川oneテーマ21)
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"出版界の経営者が電子書籍の登場により、今後どのような座視で経営の舵取りをするのかを知りたくて手にとって見た本。
読んでみると、情報革命を著者の視点で描いた、私の予想とはちょっと違った本だった。
ネタばれ 承知で、著者が紹介する本の中で、気になった本をあげておく。
・ブラック・スワン 不確実性とリスクの本質 ナシーム・ニコラス・タレブ著 ダイヤモンド社
・誰が文明を作ったか ウィル・デューラント著 PHP研究所" -
グローバリゼーションやクラウドといった新たな潮流に対して、日本という国やその企業は何を武器にしてどのように戦っていくべきか。現状の整理と今後の展望が分かりやすくまとめられた良書。
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ちょっと思い入れと言うか押しつけ感が気になるが。
角川さんだから許されるのかな。