- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048682718
作品紹介・あらすじ
「じゃあね、兄貴」-別れの言葉を告げ、俺のもとから旅立った桐乃。…別に寂しくなんかないけどな。そして新学期。平穏な高校生活を謳歌する俺のもとに、奇妙な後輩が現れる。「おはようございます、先輩」俺は、黒猫の人間としての仮初めの名を知り、より深い"絆"を築いていくことになる。"妹"と"親友"。ともに大きなものを失った二人は、数多の思想が渦巻く校内で、"魔眼遣い"の少女と対峙する。"稀少能力"を持つ少女に、俺と黒猫は圧倒され、異空間へと誘われ…!!"日常"と"非日常"が交差するとき、物語は始まる-。
感想・レビュー・書評
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4巻の最後で桐乃がアメリカへと行ってしまい、この5巻はその1ヶ月後の京介が高校3年生に上がったところから始まる。
なんと京介と同じ高校に新入生として黒猫が入学してきた。今までわからなかった黒猫の本名は五更瑠璃というらしい。そんな黒猫だが、あの性格や態度のためかなかなか友達も出来ずクラスでも浮いた存在になってしまっているのを京介が知り、なんとかしてあげたいとお節介を焼くことに。
ある日の下校時に京介と麻奈美と黒猫が一緒に帰ってるときに部活の勧誘でゲーム研究会の存在を知り、どうやら興味を持っている黒猫をこの研究会に入部させて友達を作らせようと京介は考えたのだが・・・
妹の桐乃がいない中でも色々な問題に巻き込まれている京介だが、ある日全然連絡が来なかった桐乃から『アンタに預けたあたしのコレクション ぜんぶ 捨てて』という1通のメールが来て京介はある行動を取ることに。
今回は黒猫満載の巻だった。中々素直じゃないが黒猫がとても可愛い。そして新たなキャラとして赤城の妹の瀬菜と深夜販売の時に痛チャリを貸してくれた三浦が登場する。この2人もインパクトのあるキャラだった、特に瀬菜がw 京介の寂しがりや屋満載の5巻です詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
黒猫メインの第五巻。黒猫が可愛すぎて困る。この小説のタイトルを、少なくともこの巻に限っては変更すべきと思える位。
そして新キャラが凄すぎる。強烈な個性を持った腐女子キャラで、今までで一番「濃い」キャラじゃないかなぁ。おもいきり笑わせてもらいました。
妹は終盤に登場し、主人公もちゃんと「お兄ちゃん」をしていた…というか、あの説得の言葉は兄のレベルを超えててヤバいだろ。ジゴロの才能あるよ、この主人公。 -
最新刊もとても笑える!
黒猫かわいいww -
また残念な兄妹登場。妹の残念さといったら(笑)そして相変わらずお兄ちゃんはよい兄だ。結局アンケートハガキの結果はどうだったんかな。そろそろ麻奈美ルート的な話があってもいいと思うんだ。
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今迄で一番面白かった。
1巻よりも勢いがあったんじゃないかってぐらいの読みやすさ。
特に化物語を彷彿とさせる会話シーンのテンポの良さは凄いね
小ネタの使い方も秀逸で小説で笑ったのは初めてかもしれない。
盛り上げ方も上手くなったように感じるので次巻に期待大。 -
主人公の黒猫に対する態度が、妹(桐乃)に対する態度とオーバラップし、ニヤリとしてしまいました。ところどころに黒猫の淡い恋心が垣間見られ、心の琴線に響くものがありました。色恋沙汰と縁のない主人公ですが、今後どのような展開がなされるのか、楽しみです。
以下、ネタバレですので、本書を一読した方以外は読み飛ばしてください。
・黒猫が高校入学 ⇒ いつもの感じで孤立
・友達を作ってやりたいと思う主人公
・趣味をたどって友達作り(ゲーム研究会を利用)
・桐乃欝 ⇒ 連れ戻す ⇒ 桐乃と黒猫再開 -
黒猫のひたむきさが、ひねくれてても本当にかわいい。瀬菜の変わりようはちょっと...。
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今回は桐乃より黒猫の活躍?が中心なイメージ。
それでもやはり桐乃の良さも描かれていて、彼女のストイックさはなかなか。
それだけ彼女にとって“友達”が大切ということも伝わってくる巻だった。
今までの巻の中では1番好きかも。 -
桐乃を中心に構築されたコミュニティだと思っていたけど、存外に周縁同士の結び付きも深かったみたいだな。まあ、主人公は京介で黒猫や沙織を桐乃と結び付けたのは京介の存在があってこそだから、意外でもなんでも無いんだけどね。
黒猫が京介と同じ学校に入学したのは意外だったけど、まあいいんじゃないかな。クラスでひとりぼっちな事は意外でもなんでもない。自分もそんなもんだったしな??
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オタクというよりも、人見知りが激しかったり、自分からコミュニケーションをとることが苦手な人間が最初の一歩を間違えるとそんな感じになると思うよ。
自分は大学でも最初はそんな感じだったな。