- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048700535
感想・レビュー・書評
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綾崎さんの作品で私の一番のおすすめです。文の読みやすさ、言葉の美しさなど相変わらずどれも素敵であり、恋愛ミステリとしてはわりとミステリ感が強いものだと思います。よく読むと簡単に気付けるトリックですが、私としてはさらーっと読んで騙されて欲しいです。そのとき涙なしにはいられないはず!一読の価値ありです。
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まさに「優しい「雪」が降り注ぐ切ないラヴ・ストーリー」という帯の惹句通りの物語というか。
オチというか構成自体は途中でわかったんだけどそれでもなお手紙のシーンは泣かせるものが、いやホント良かったです。 -
図書館の館長さんを好きになった女の人のお話。このシリーズはどれも綺麗なお話で好き。
2012/09/28
2013/05/25再読 -
最後やられました(笑)
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これはもう最高傑作。久しぶりに泣いた。私には語れる言葉が見つからない。
恋愛物語というよりは、家族・姉妹を描いた物語と言えるでしょうか。
家族を想う気持ちは素晴らしいです。 -
花鳥風月シリーズの中で一番好きです。
簡単に言えば時系列的な問題なのですが、
私はまったく気づきませんでした(笑)
よくできてるなぁと思います。いろんな意味で(笑)
個人的に、主人公も今までの中では一番庶民的で好感が持てました。 -
なるほど…
今回はすっかり騙されてしまった。
舞原物語の最後のお話として、シリーズに出て来た人がちょこちょこ登場してくれました。星乃叶が元気そうでよかったよー。
真相が分かると確かに佳帆にとっては葵依は運命の人だな…
むしろ奇跡の人だ。
こんな嘘から始まる恋もあるのかもしれません。
千桜ってなんか聞いたことあるんだけど、なんだっけ? -
「大好きな人のことは忘れなくていい。忘れられなくていい。」って言葉を思い出す一冊。
表紙の様子も、登場人物のやたら宝塚的なネーミングセンスも、漫画のように流れる展開も、すべて初体験だったのだけど、主題が今の私にはずーんと突き刺さるものでした。
削り取られていく大好きな人の記憶。いつまでも覚えておきたいのに、ふとした瞬間忘れてしまってる自分に気付いて、そんな自分が赦せない。でもね、毎晩涙を流して時にもう立ち直れないんじゃないかと思う日もある。そんな葛藤を柔らかくしてくれる物語。
「私は、昨日より明日が素晴らしい日だと信じたい。もう何処にもいなくても、未来を過去より愛したい。」