吐息雪色 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.17
  • (167)
  • (161)
  • (74)
  • (6)
  • (4)
本棚登録 : 1439
感想 : 120
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048700535

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 綾崎さんの作品で私の一番のおすすめです。文の読みやすさ、言葉の美しさなど相変わらずどれも素敵であり、恋愛ミステリとしてはわりとミステリ感が強いものだと思います。よく読むと簡単に気付けるトリックですが、私としてはさらーっと読んで騙されて欲しいです。そのとき涙なしにはいられないはず!一読の価値ありです。

  • まさに「優しい「雪」が降り注ぐ切ないラヴ・ストーリー」という帯の惹句通りの物語というか。

    オチというか構成自体は途中でわかったんだけどそれでもなお手紙のシーンは泣かせるものが、いやホント良かったです。

  • 図書館の館長さんを好きになった女の人のお話。このシリーズはどれも綺麗なお話で好き。
    2012/09/28
    2013/05/25再読

  • 最後やられました(笑)

  • これはもう最高傑作。久しぶりに泣いた。私には語れる言葉が見つからない。
    恋愛物語というよりは、家族・姉妹を描いた物語と言えるでしょうか。
    家族を想う気持ちは素晴らしいです。

  • 妹と2人で生きてきた、佳帆が図書館の司書に恋をする。
    恋するのは、必然だった。

  • 花鳥風月シリーズの中で一番好きです。

    簡単に言えば時系列的な問題なのですが、
    私はまったく気づきませんでした(笑)
    よくできてるなぁと思います。いろんな意味で(笑)
    個人的に、主人公も今までの中では一番庶民的で好感が持てました。

  • 読み進めていくと、そういうことか!という真実に直面。佳帆がどうしても葵依をあきらめなかったのも納得というか。

    個人的には、花鳥風月シリーズの中で、佳帆は一番好感の持てる主人公(ヒロイン)だった。
    たぶん、佳帆は、とびぬけた美人でも、金持ちでもなく、どちらかといえば苦労人で、相手の気持ちを思いやれる普通の女性だからだと思う。

    ノーブルシリーズを先に読んでしまっているだけに、雪蛍のことを思うと切なさが増す。

  • なるほど…
    今回はすっかり騙されてしまった。
    舞原物語の最後のお話として、シリーズに出て来た人がちょこちょこ登場してくれました。星乃叶が元気そうでよかったよー。
    真相が分かると確かに佳帆にとっては葵依は運命の人だな…
    むしろ奇跡の人だ。
    こんな嘘から始まる恋もあるのかもしれません。
    千桜ってなんか聞いたことあるんだけど、なんだっけ?

  • 「大好きな人のことは忘れなくていい。忘れられなくていい。」って言葉を思い出す一冊。


    表紙の様子も、登場人物のやたら宝塚的なネーミングセンスも、漫画のように流れる展開も、すべて初体験だったのだけど、主題が今の私にはずーんと突き刺さるものでした。


    削り取られていく大好きな人の記憶。いつまでも覚えておきたいのに、ふとした瞬間忘れてしまってる自分に気付いて、そんな自分が赦せない。でもね、毎晩涙を流して時にもう立ち直れないんじゃないかと思う日もある。そんな葛藤を柔らかくしてくれる物語。


    「私は、昨日より明日が素晴らしい日だと信じたい。もう何処にもいなくても、未来を過去より愛したい。」

全120件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

2009年に第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。「花鳥風月」シリーズ、「ノーブルチルドレン」シリーズなど、メディアワークス文庫にて人気シリーズを多数刊行するほか「命の後で咲いた花」などの単行本も刊行。講談社タイガでも「君と時計と」シリーズ(全4巻)を刊行。恋愛青春小説の書き手として10代20代女性読者から多くの支持を集めている。

「2021年 『セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

綾崎隼の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×