何でも見てやろう (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061315839

感想・レビュー・書評

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  • 長く読み継がれている旅行記で、各国の状況はさすがに古くなっているものの、読み継がれるのも納得の面白さがある。異文化に触れたときの、著者の若々しく純粋な感情が変に飾ることなく書かれているところが、特にいい。

  • 【静大OPACへのリンクはこちら】
    https://opac.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BN10598779

  • ただでは起きない青年のたくましい生命力を感じる。

  • ユーモアの多さ、小田実の図太さ、冒険心強さ、かなりよかった
    もっかい読みます

  • 8ポ二段。

    ポニってなんだ?全く想像がつかない言葉だが、調べてみるとなんということはない、
    「8ポイントの文字で2段組の本の構成」
    のことであった。

    ポニではなく、ポ(イント)の二(2)段。

    上記は本書にとっては特に深い意味はなく、著者の本作における気持ちを表現した修飾語に過ぎないが、知識不足の読者にはそれだけでも、ひとつの知識が広がる経験をさせてもらった。

    そんな程度だから、著者の2年にわたるこの放浪記はなんとも壮大であった。
    でも、僭越ながら崇高なものではなく、ものすごく身近な感じでもあった。

    子供の頃の探検ごっこの感覚に似ている。

    とはいえ、ひけらかすわけではなくごく普通に漏れ出す著者の知識や見聞の広さに、その探検ごっこにひとかたならぬ壮大さを感じてしまう。

    それと同時に、アメリカを語る著者とインドを語る著者の心の揺らぎの大きさが、全てを理解しきれない読者に対してもその凄まじさだけはひしひしと伝わる。

    1960年代の世界をもう一度学び直して、再読したい。

  • 昔の人は豪胆だったんだなぁ、と感じる世界旅行紀。

  • 小田実 「 何でも見てやろう 」

    世界貧乏旅行記。名所巡りというより 人間との出会い中心。言葉の壁の超え方は参考になる。著者の 人好きするパーソナリティ、知性と度胸が印象的。差別と貧困への問題意識は感じる

    日本人であることは 外国の人と コミュニケーションをとる上で プラスに働いている。日本人は 礼儀正しい というイメージ

  • 9/20 NHK「すっぴん」で話題。
    テーマ「ぼくらの旅はこうやって始まった」で紹介された名著。
    欧米・アジアを貧乏旅行した体験記。

  • 文体は古いが、作者の体当たり貧乏旅行のエネルギーを感じる快作。学生時代、こんな旅行をしてみたかった。

  • 陽気で寂しがりやでセンチメンタルなインテリな私の旅行記。5年ほど前に購入して、その時は文体が合わず読み進められなかったのだけど、今回旅行先で読み進めたら、楽しんでスイスイ読めた。1960年代初めの旅行記。東京オリンピック前だ。当時と時代は変わったな、と思うところもある。以前として変わらないなと思うところもある。
    むすび– 自分の現状をもっと積極的に肯定的に捉えること。ここから以外出発するところはないのだ。ただ楽観的でない、地に足ついた前向きな言葉に励まされた。

    2019.2.5

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