- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061820005
作品紹介・あらすじ
那古野市の実家に帰省したT大大学院生の前に現れた仮面の誘拐者。そこには血のつながらない詩人の兄が住んでいた。誘拐が奇妙な結末を迎えたとき、詩人は外から施錠されていたはずの部屋から消え去っていた。朦朧とするような夏の日に起きた事件の裏に隠された過去とは!?事件は前作と表裏をなし進展する。
感想・レビュー・書評
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前作「幻惑の死と使途」と並行して起きた事件。
前作が奇数章のみ、今作が偶数章のみの理由が判明。
謎めいた盲目の兄の存在が最後まで気になる。 -
最後は予想を裏切られた。
相変わらず犀川先生と萌絵のやり取りは面白い。 -
既読
文庫版 -
再読要。
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チェス。客観的に見る難しさ。
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誘拐事件、犯人の死亡と逃走、そして失踪(疑惑)などが発生しますが、その後の展開が地味で冗長に感じます。
さらには、呆れるほど意外すぎる結末で、残念さが残りました。
事件の推理よりも、詩的なストーリーテリング、S&Mのキャラクター性や二人の今後の行方などがシリーズの魅力だから仕方ないのでしょう。
今回は特にそういう印象を感じました。 -
シリーズ7作目。6作目の事件と同時期に起こった事件。萌絵の親友、杜萌が主人公。素生はいったい何だったんだ。このシリーズ、読めば読むほど犀川先生が好きになる。初対面の人に「君はどんな形が好き?」だなんて質問が斬新すぎる!ちなみに犀川先生が1番好きなのは「三対四対五くらいの直方体」らしい。どこまでがジョークなのか。ほんと、好きだー!
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萌絵ちゃん,犀川先生出ずっぱりという訳にもいかなかったけれど,大事なところにはしっかり登場.美味しいところを持って行きました.同時進行の事件,思い出しながら楽しめました.