暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (658ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823884

感想・レビュー・書評

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  • 山奥の湖の島に建つすべてが黒い暗黒の館に招待された「中也」はそれぞれに歪んだ一族とともに得体のしれない宴に参加させられる。

    (2006年10月08日読了)

  • 館シリーズ7作目の上巻。
    シリーズ最長・最深・最驚と謳われているだけあってひたすら分厚い!
    しかし続きが気になってどんどん読み進めてしまい連日寝不足です。
    今までの館シリーズのネタがたくさん出てきて、まさに館シリーズ集大成。
    前回の黒猫館からだいぶ間が開いてるからか、江南くんちょっとキャラ変わってませんか。

    この上巻では登場人物と建物内部の紹介と事件の導入部分が収められています。それだけで650ページも使っちゃうんですからものすごいスケールです。読んでも読んでも終わらないのが嬉しい。
    閉ざされた怪しげな館に住む怪しげな一族の怪しげな儀式、そして次々に移り変わる謎の「視点」…たくさんの謎がちりばめられていて、ワクワクさせられます。下巻に続く。

  • 我慢して最後まで読んだけどタイプじゃなかった

  • どれもこれもがミスリード。幻想的な綾辻節が炸裂します。

  • 九州の山深く、外界から隔絶された湖の小島に建つ異形の館――暗黒館。光沢のない黒一色に塗られたこの浦登家の屋敷を、当主の息子・玄児に招かれて訪れた学生・中也は、〈ダリアの日〉の奇妙な宴に参加する。その席上、怪しげな料理を饗された中也の身には何が?続発する殺人事件の“無意味の意味”とは……?シリーズ最大・最深・最驚の「館」、ここに落成!
    (裏表紙紹介文より)

    ***

    館シリーズ7作目。
    第一印象は「分厚っ!」でした。
    決して読みにくいわけではなかったんですが、読んでも読んでもあまり話が進まない上に残りページもなかなか減らなくて、読むのにかなり時間がかかってしまいました。
    上巻は焦らしに焦らされて終わった、という感じです。

    全体的に暗く、どよ~んとした感じでした。
    さらに<宴>のシーンはホラーな雰囲気で。。。
    中也は一体何を食べさせられているの…!?と、どきどきしてしまいました。

    いざ下巻へ。

  • 終わらないってステキ
    下巻が楽しみ

  • 九州の山深くに存在するといういわくつきの「暗黒館」のうわさを聞き、現地へと赴く江南くん。
    館へと辿り着き、その塔に登って・・・そこで突然の地震。彼は塔から転落し・・・・

    綾辻行人「館」シリーズ最新作。
    これまでの集大成的な印象が強く、最終作・・・・というわけではないようです。
    正直、このところの館シリーズはなんというかそれほどでもなかったので。わたくし的に。今回はボリュームは非常に多いけどどうなんだろうな~・・・と読み進めたら・・・いやおもしろいわ。かなり夢中になって最後まで読了しました。
    「宴」の真相など、わりとすぐに察知できるものもあったのでどうなんだろうなと思ってたんですが・・・なんていうか細かい感想書くとあっという間にネタばれになるというレビューなかせw

  • 館シリーズはポロポロと何冊か読んだことがあったけれど、この本は一番印象に残る話だった。
    ミステリというより幻想ホラーやオカルトの要素が強いので、評価も分かれるだろうと思う。私自身は世界観も登場人物も好みだったので、長いけれど最後まで集中力が途切れることなく読めた。
    とにかく浦登玄児が「中也くん」と呼ばれているこの話の主人公の一人に並々ならぬ思い入れがあるようで…
    面白かった。図書館で借りた本だけど、買いたい。
    あと館シリーズをもう一度はじめから読み返したい!

  • 京極
    人肉
    双生児

  • これぞ本格! 謎の館に不可解な「宴」、過去の事件……。語り手である中也君は何故選ばれたのか? 館で何が起きているねか? 謎に謎が重なるミステリー。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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