密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社ノベルス)

著者 : 歌野晶午

• 講談社 (2011年9月7日発売)

感想・レビュー・書評

[かまきり鳥さんの感想 · 2012年8月2日]

各話のトリックだけに目を向けると酷い。
一応最後のどんでん返しがあるから、話としては成り立つのかもだけど。

[onodokaさんの感想 · 2012年7月8日]

３冊目まで来ると、さすがにトリックも大分出ているしと思ったけどやはり最後のどんでん返しでやられた。むむ、今度はそう来たか・・・思いつかなかった。頭狂人、ザンギャ君などの偽名で殺人推理ゲームを実行する人たちのチャットの様子が画像で出回る。視聴者を推理ゲームに招待するような画像は瞬く間に広がり、警察の知るところとなり、流したaXeこと東堂竜生は指名手配されるも行方をくらます。そして次の頭狂人の殺人ゲームも画像が流出。最後に伴道全教授が企画したのは、殺人の実況中継。密室殺人と鬼ごっこの掛け合わせの企画だった。ライブで行う密室殺人をとめられるのか？視聴者には生中継の日時と場所が語りのなかにヒントとして与えられていた。緊迫したなか、結末は…？？最後の真犯人の語りで、すべての真相が明かされ、なるほどと納得。ネットの世界は闇が深いから、ここまでのことはなくても、いやあったりするのかなあ…恐ろしい。現実が小説を凌駕する。ネット時代の今だからこそのミステリだった。

[amg0915さんの感想 · 2012年6月19日]

正直これはイマイチ。
3作目となるとどうしても展開が読めたり
前回までのインパクトは難しいし・・・
動画サイトを活用したりする点は面白いんだが、それ以上は｡｡｡
まぁ次回作に期待してます

[ぶっひゃーさんの感想 · 2012年4月28日]

5人のミステリマニアがネット上で行う推理ゲーム。それは実際に本人が行った殺人のトリックを当てるゲームだった。その行方はいかに？！

という刺激的で魅力的な設定のミステリ、シリーズ第三作目です。
さすがに三作目ということで、目新しさという点では難しくなっており、著者も苦労している感があります。

一作目二作目は短編集といっても良かったのですが、今作は本が薄いということもあって、ストーリー全体として楽しむスタイルになっていると思います。
というと聞こえはいいのですが、残念ながら個々の章のトリックが小粒になりすぎてしまっているとも言えます。

あくまでも一作目二作目を読んでいる方が楽しむための作品という感じなので、前二作を読んでいない方はシリーズ一作目「密室殺人ゲーム　王手飛車取り」、二作目「密室殺人ゲーム2.0」、そして今作と順番に読むことをお勧めします。

[バス好きな読書虫さんの感想 · 2012年4月27日]

シリーズ三作目。
世の中には模倣犯がはこびり、オリジナルのメンバーはどうなったんだ？
密室にこだわっていた事件も段々非現実的になっていき、もうネタ切れなのかなぁ。

[caninhaさんの感想 · 2012年4月15日]

外伝みたいな位置づけだけど、うーん、ちょっと思ってたほどの期待感はなかったかなあ。研究室での殺人はメタミスみたいな感じ。

[anagramshiさんの感想 · 2012年4月11日]

チャットで推理ゲームをするために現実に殺人を犯すネット住人たちのシリーズ3作目。

だんだん映画『ソウ』シリーズみたいに、まだやってないオチをつくのが主眼になってきている気がする。

[tamumari55さんの感想 · 2012年3月26日]

こんなのもあるなー、と思った。

[toluckyさんの感想 · 2012年3月21日]

毎回違う設定という縛りの中では、使いたくなるネタだろうから、この短さで正解だと思う
「お前は、須永中尉か」がツボだった

[みいたまさんの感想 · 2012年3月3日]

このシリーズ、悪趣味と思いつつ、ついつい読んでしまう。今回も面白かったです。

著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」