密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社ノベルス)

著者 : 歌野晶午

• 講談社 (2011年9月7日発売)

感想・レビュー・書評

[cpopoさんの感想 · 2011年10月14日]

シリーズ第三弾。
おっ、そうきたか・・・という仕掛けはあるけれども、当初のインパクトには敵わず、飽きてきたかも。
ダラダラ続くよりは、バシッと決めて終わって欲しい。

[ともさんの感想 · 2011年10月7日]

＜頭狂人＞＜０４４ＡＰＤ＞＜ａＸｅ＞＜ザンギャ君＞＜伴道全教授＞。
奇妙なハンドルネームを持つ５人がネット上で日夜行う推理バトル。
出題者は自ら殺人を犯しそのトリックを解いてみろ、とチャット上で挑発を繰り返す。
ゲームに勝つため、凄惨な手段で人を殺しまくる奴らの命運はいつ尽きる！？

というシリーズ第３弾。こう続けましたかぁ。
これなら延々続けられそうだけど、またか、って思われたりもするかもね。
次をどうするかってハードルが上がっちゃったんじゃない？
と思ったら「外伝的エピソード」とのこと。
だから事件が少なかったのか。

てことはまだ本筋を書いてくれるのかな？
しかし本当に現実のほうが追い越しちゃいそうですよね～。
ありそうで怖いなぁ。

[シップさんの感想 · 2011年10月5日]

密室殺人ゲームの発展形。作者も書いてたが、こういうのも有りうるかも知れない。

ただ、どの事件も解答がきちんと提示されず、少し消化不良気味。
特に二番目の事件。

[seijimuさんの感想 · 2011年10月1日]

作者は「外伝的」と語る、「王手飛車取り」「2.0」に続く、密室殺人ゲームシリーズ三冊目。自ら犯した殺人トリックを、AVチャットを使い競い合う推理ゲームを描くこのシリーズ中では、いちばん薄くて短いけど、まさに今読まれるべきミステリだと思う。 http://twitpic.com/6tfyq9#

[kinkinさんの感想 · 2011年10月1日]

待ちに待った第３弾。３部作と聞いていたので、このシリーズもいよいよ終わりかあ、と考えながら本屋に行ったら、あまりの薄さにびっくり。

シリーズ完結なんだからもう少しボリュームを・・・と思いながら本をめくると、外伝的な作品との文章がありちょっと安心。
ということはまだ続きがあるって事ですよね。

前述の通り、薄いので収録話数も少なく、物足りなさを感じるが、そこで繰り広げられているのは、相変わらずの不謹慎な推理ゲーム。凄く楽しい。（不謹慎だけど）ただ、外伝というだけあって、前２作とは決定的に違う趣向が。
それは、仲間内だけの秘密の遊びだった密室殺人ゲームがwebで公開されて不特定多数の人間がそれを閲覧できるということ。
さらにその先には、歌野さんらしい仕掛けもあり、楽しんで読むことができた。

[メルさんの感想 · 2011年9月29日]

密室殺人ゲームシリーズ第3弾。

[yamajtn1203さんの感想 · 2011年9月27日]

なんというか、だんだん現実的に起こりそうな世界になってきている感じになっているような…

[深雪さんの感想 · 2011年9月20日]

１は面白かった。２は１が好きだったのでちょっとがっかりした。
ので３を本屋で見かけて買うかどうか迷ったが、買うことにした。
が、読み終わってやはり買わなくても良かったかもしれないと思った。密室としての問題もぐだぐだになっている。
ラストを考えると仕方ないのかもしれないが、問題数も少な目。
犯人達にも魅力が無くなっていて残念。

[min2flyさんの感想 · 2011年9月16日]

2011 9/16読了。WonderGooで購入。
出ると知らずにいたので発売後に慌てて買ってきたシリーズ３作目。
今度の模倣犯はゲームを楽しむだけではなく社会にアピールを始める。

「密室殺人」をゲームとして楽しもう、とする５人がさらに、「密室殺人ゲーム」、推理そのものの範囲や約束事についても挑戦していく。
　・偶然性の著しく高いトリック
　・やりつくされた技術トリックとまだ誰も知らない技術に基づくトリック
　・殺人現場の生中継と推理・・・
など。
「そんなのってアリかよ！」と突っ込みたくなることまで含めてゲームに取り入れられていくよう。

これ４作目ありうるかな？
キャラ確立仕切っていてとても読みやすいのだが・・・

[ao-nekoさんの感想 · 2011年9月15日]

密室殺人ゲームシリーズ。前作であんなことになりましたけど。まだまだ続くのか。さて、今回はどんな仕掛けが？
個々のトリックなども楽しめるんだけど。今回のこの仕掛けは……なんだか「そういうことか！」という驚きよりもむしろ、「……たしかに今の世の中ってこういう感じだよねえ」という恐ろしさを感じてしまったりもしました。ホント、こういうのはフィクションだからこそ楽しめるはずなんですけどねえ。

著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」