魔球 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 7017
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061849310

感想・レビュー・書評

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  • 結末は想像してたのと全然違った。
    切ない。

  • 武志の大人びた、だけど少し歪んだ人柄から、最初から最後まで高校生とは思えなかったけれど、そうなるまでもが最後全て明らかになる。

    読み終えた後、武志の家族への愛や、弟への最後の手紙を書いている時の心境を想像して、とても胸が苦しくなった。

  • 武志が1人で抱えるものが重たすぎて、すごく切なかった。他に結末はないのかと何度も考えてしまった。
    異常ともひたむきとも取れる武志、そして勇樹の行動に一読者として彼らが望むように振り回された。

  • 切なかった。非常にせつない。

  • 知り合いの東野圭吾おすすめ作品として推薦があって読んだ。切ないな。東野圭吾作品としては意外と真っ直ぐな感じがした。深みは少ない分読みやすい。

  • 野球がテーマだったので個人的には取っつきやすかった。
    作中の時代を古くしているのも良い。
    非常に読みやすい良作。

  • いつもの通り、後半急展開。
    時代設定がずいぶん昔だけど、現代でも通じそう。青春・高校野球に賭ける高校球児の思いは普遍的なのかも。
    話が逸れたけど、読了感は良い。

  • 努力してプロを目指す投手の須田武志と女房役の捕手北岡明。その北岡が殺害された。そして、武志も殺害され、同一犯の犯行か?もう真相が悲しくて、遺書は、本当に泣けます。彼は育ててくれた母親を思い、弟に感謝して、そして死を選んだ。彼は確かに罪を犯した。約束を守らなかった報復がこんな事件を起こしたが、親子で約束を信じて待った辛い経験が招いた事件だ。中条が逢いに来ていたらと思うと彼の身勝手さに腹が立った。そして私も、彼があの試合で最後に投げた球は、「魔球」だと思っている。気まぐれな神様からの贈り物だと。

  • どういう風に爆弾事件と高校の殺人事件が絡むのかと思ったら、まったく予想できなかった結末だった
    悲しくていたたまれない気持ちになる話だった

  • 野球部員のストイックさや、貧しかった暮らしの描写などがあり、全体的に暗い雰囲気で話が展開されていく。
    殺人の仕方やトリック、真相への持っていき方が少しむちゃな感じがした。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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