遠い太鼓 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (570ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061853829

感想・レビュー・書評

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  • ギリシャとイタリアの風景が浮かびます。愛情も伝わってくるしシニカルな所も面白いです。

  • 実際にイタリアを旅行中に読んだ本。
    30年前の事だけど、イタリアの本質は変わってないのがよくわかって、今読んでも本当に面白かった。
    旅行が何倍にも面白くなった。
    村上春樹さんののんびりとした旅行の仕方(食べて飲んで小説読んで時々仕事してあとはぼーっとしたりして…)いいですね。そこをユーモアたっぷりに表現していて飽きません。

  • 村上春樹ってチャーミングな人なんだな
    他の旅行記も読んでみよう

  • 再読 19931104 19950710 19961129

  • 外国に長く身を置いてみると、日本人であるというアイデンティティを超えることはできないにしても、少しは超越的な視点でものを眺めることができるようだ。バブル経済真っ只中の日本の雰囲気を、村上春樹がどう見ていたのかわかって面白い。観光産業を国の礎にする危険性をギリシャ人の言葉から再認識させられるとは思わなかった。

  • 1986−1989にかけてのイタリア・ギリシア滞在記。この間にノルウェイの森とダンスダンスダンスの2つの長編小説が書かれている。所々、声が出るくらい笑ってしまう箇所がある。現代の著名な作家の日常を垣間見ることのできる、興味深いスケッチ。
    2018.9.15


    こんな風に自分の体験をスケッチで文章にできる技術があるってうらやましい。たまに日記を書こう!とするのだけど、何か文章にすると感じた感覚とずれてしまって上手く書けない歯痒さのみが残ってしまう。
    2021.4.9

  • ある日突然、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ。三年間ヨーロッパで殆どを暮らした。

    街の情景や人々の様子などが目に浮かぶ。自分もその場にいるような感覚。

    知らない街がたくさんあり、観光したり暮らしてみないとわからないことがたくさんあるのだと実感。

    私もヨーロッパに行きたいと思う反面、行きたくないと思う街もある。

    それがローマだ。こんな社会で、こんな人がいるんだと恐ろしくなった。

    日本人にはあり得ないことでも、イタリア人からしたら当たり前のこと。どれ程日本が素晴らしい国かがわかる。

    30年前か…
    今はどうなっているんだろうか?



    初の村上春樹作品!春樹デビューを果たしました♪
    旅行記だからかな?読みやすかったです!

    読んでて楽しかったし、ヨーロッパの街やご飯や人々、情勢が知れました✨

  • 村上春樹の外国旅行記、エッセイはもはや自分の中で日常のルーティンと化してしまった。日々の仕事を忘れ寝る前に、ストレス緩和装置として必要不可欠(笑)本書もウィットに富んだ表現で海外での苦悩を書かれておりまた、1980年台後半つまり自身が生まれた頃の記述であった。2018年と1980年代後半、世界、これらを対比をさせながら、昔を想像しながら読む楽しみを味わえた。やはり読み終えて、思った。ギリシャとイタリアに行ってみたい。

  • 村上春樹の紀行文で、ノルウェイの森を書いていた時期の海外での生活のことが書いてありファンにとって興味深く読める本だと思いました。
    3年間もヨーロッパで生活するというのは面白そうだけど、意外に苦労や大変なことも多いんだなと思った。村上春樹がヨーロッパで生活していたのは今から30年前のことなので、今のヨーロッパは当時と比べてどのように変化しているんだろうと興味があります。
    紀行文を読んでいると旅行に行ってみたくなる。ヨーロッパなら本にもあるようにドイツやオーストリアに行ってみたいと思いました。

  • 春樹さんのエッセイや旅のスケッチ的な文章がすごく好きだ。
    読んでいると肩の力が抜けるような、疲れた時のわたしのリフレッシュ的ツール。

    最高にツボな表現が多い一冊。。笑

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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