ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062140959

感想・レビュー・書評

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  • ドラゴン桜公式副読本ということで、勢いがある勉強法を教えてもらえるかと読んでみました。
    原作とは違って、実在する本職の専門家たちが教科別に登場します。

    国語は、よくTVでも見る金田一秀穂氏。
    筋金入りの国語学者かと思いきや、実は心理学部卒だと知って驚きました。
    「学力」というものは、ほとんどが「記憶力」のことだと書かれており、言われてみれば当然のことながら、文字で見るとなるほどと納得しました。

    数学が2時限あり、つまり2名の先生が登場したので、苦手な私としては閉口しましたが、「そもそもなんのために数学を習うのか?」という問いについて答えてくれたことには感激しました。
    これまで、何度となく浮かんだ疑問でありながら、誰も答えてくれなかった問いです。
    それは、数学的思考、つまりものの考え方や論理の進め方などを学ぶためだそうです。

    たしかに、習う公式は、実生活上で活用することはまずないものの、数式の説き方を知ることで、判断力が身につき、人生のあらゆる場所で役立つのだということ。
    俗にいう「数学力」ですね。
    これを、学校の先生が教えてくれていれば、これほど敬遠せずにすんだかもしれません。
    というのは今だから言えることですが。

    フランス語には、vingt(ヴァン)という20を表す言葉があり、つまりは20の概念があることで、10進法と20進法が存在するということも知りました。
    20の言葉は知っていても、そのように考えたことがありませんでした。
    20進法により、フランス人は計算視力的にアドバンテージがあるとのこと。実際、数学先進国であるそうです。

    最後に、思いがけなく心理の科目がありました。
    「あと1年しかない」ではなく「まだ1年ある」と、否定形で物事を考えないようにするべきだと書かれていました。

    専門教科のプロの先生の話ばかりですが、どれも新鮮な学問へのアプローチで、興味を引き出してくれる、おもしろい内容でした。
    さすがは人気の先生方。誰もが担当教科に尽きぬ興味を持ち、日々その謎を解き明かしていこうと熱心に取り組んでいることが分かる、知的好奇心を刺激される本となっています。

    ただ、遊びたい盛りの実際の16歳には、どこまで教師陣の情熱が届くかはまた別の話。
    16歳を過ぎた人こそ、得られるところ大だと思います。
    これの対応版として、生徒の親側に向けての『40歳の教科書』が出ているとのことなので、そちらも読んでみようと思っています。

  • 16歳、せめて十代のうちに読んでおきたかった。

  • なんだかよくわからない科目もあったけど、勉強の土台を作るのにもいい本ではないかと。子供に教えるのにも役立つかもねー。

  • 16歳の時に読みたかった。ただ、勉強って言うのは押し付けられているように感じるが、自分の意思で学習したいと思える。

  • 16歳の教科書だけにするのはもったいない。
    大人も楽しめる内容でした。

    その2がだいぶ昔に発刊されているので
    すぐに読みたいなとおもう内容でした。

    国語の文章力は「事実と論理」
    これに非常に感銘をうけました。

  • 高校に入るときに買わされました

    みんな読むべし

  • 16歳といえば、高校生。青春まっさかりの一方、暗い受験勉強、自分との戦い。一体なんで勉強するのか、世の中のことがわからなくて疑問不満に満ち溢れて、将来に不安な日々。そんな時代にこの本にであっていれば、もっともっと晴れやかにすごせていたかもしれない。各界の専門家による暖かい高校生応援歌。

  • 勉強に対する姿勢が書かれた一冊。数学の楽しみ方や各科目の着眼点が書いてあり面白い内容であった。
    大人が読んでもなるほどなぁと思う部分もあると思うので16歳に限らず読める本である。

  • 再読完了。
    各科目の意義、とりわけ数学を学ぶ意味が見出せなかった私にはちょっと納得な内容でした。
    国語についても、勉強って何するの?状態だったからなぁって感じ。
    今私はこういう科目を勉強する時期ではなくて、だからこそ今更感はあるのだけれど、自分の子供に伝えてあげたいなって内容でした。

    最終章、『何人ものその人』って考え方は私にはなくて、まだ納得もできていないけれど、それを考えながら過ごすのが残り少ない学生生活でできることかなって思いました。

  • 高1の子供のために買った本。読んでくれるかなあ~

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