- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062161725
感想・レビュー・書評
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最初は言い訳のオンパレードと、「俺、学ねえから口の聞き方しらねーし」のやり取りにうんざりしたけど、人物が増える事に引き込まれた。
とことん利用され、どう見ても不幸にしか見えないアサミさんだけど、誰を恨む事もなく、天使のような心の持ち主だったのかも…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本屋で、オススメ本として並んでたため何気なく買って読んだ本。
テレビでも紹介していたようだし、著者の名前も聞いた事あるし。
普段から本を読まない為、読むのにもの凄く時間がかかりました。
余裕がある日に一日、一章(?)といったペースで、読み終えるまでが四ヶ月かかった。
ガンガン読み進める事ができなかったのは、個人的に好きなジャンルではなかったからかな。
短調に感じたし、オチも序盤で予想できてしまったし、登場人物の思考にリアルさを感じない箇所もあったなぁ。
何より殆どの内容が脱線している風に思えてしまい、イジで読み切った感じです。 -
なかなかに刺激的なタイトル。
京極夏彦という著名な作家の作品ということで、結構楽しみに読み始めました。
読んで感じたのは、実験的な作品のかな、という点でした。
殺された被害者を中心にした短編集の集まりという感じかな。
この作家の作品を読んだのは初めてなので、ほかの作品はわかりませんが、個人的にはもうちょっとストーリー性のあるものを読みたかった、という感じ。
つまんなくはないけどね。
評価がしづらい作品。 -
短編の連作小説。
亡くなった女性の関係者のところに、フリーターのDQN系男が
「女性の事を聞かせて欲しぃんすけどぉ」と表れる。
ほとんどが関係者と男の会話だけで話が進みます。
関係者全員が、DQN系男を見下して始まるのだが、
気持ちのいい形勢逆転劇を見せてくれます。
しかし、同じ展開が続くのでちょっと飽きるかな。
余談だが、前の職場のバイト女子高生が何かあるとすぐに
「死ねばいいのに」を言う子でした。
この主人公も、その類かな?とも思ったりした。 -
■ 1106.
<読破期間>
H23/1/23~H23/1/26 -
表紙きれいですよね…電子書籍のほうはよくわかんないけど。
ストーリーは暗いです…あまり好みの内容ではなかったけど、
京極さんらしいというか…人物描写のち密さは凄いなと思います。
うまいよね…人間の中味を表現するのが。
ただ私はキレイな部分をピックして見たいタイプの人間なので、読んでいてつらかったから、どどどどっと読んで終えちゃった。
だいたいの流れは、本読みなら分かる感じね -
京極さんはこういういやーな感じを書くのが本当にうまい。
読んでていやーな感じになってくる。
タイトルの通りに思えてくる。
結末としてはわかりやすいです。
そういうの想像するの得意じゃない私にもわかるくらいなので。
5人目であぁそうだよねぇとすとんと胸に落ちる感じ。
で、6人目でなんとも言えない怖さに心がざわざわした。
満ち足りないから私たちは生きていけるのかなぁ。
文句たらたらで、愚痴ばっかりで、それでも死にたくないって。
うーん。考えちゃうね。 -
4月24日読了。