- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062161725
感想・レビュー・書評
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2022.5.6
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タイトルから勝手に、人間のクソみたいな部分に触れてぎったぎたに嫌な気持ちになるぞ!という気持ちで読み進めたら全然嫌な気持ちにならなかった、という本です。この世は生きづらいけど自分のことは大事!大好き!他はゴミ!みたいな気持ちになるくらいなら死んでもいいのでは…と思うけど、それはそれで異常なのかな。人の幸不幸を決めるのは自分ですらないのだろうか等々考えさせられました。私は結構好きです。
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イヤミスの範疇の一冊。どの話を読んでもイヤな気分になるばかり。
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京極作品の中では読みやすい。
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1人1話短編のよう。
亡くなったアサミに生前関係が深い人達を
ケンヤが訪ねてまわる。
…が最後怖かった〜完全にサイコパスじゃん。
何となく途中でラスト予想ついて楽しめなかった。 -
◆最後の2ページで怖くなりました◆
礼儀知らずのケンヤという若者が、殺されたアサミという女について関係者に尋ね回る話です。関係者たちは自分のことばかりを語り出し、自己正当化しようとします。対するケンヤの物言いは率直で、自分に向けられているようでドキリとします。「死ねばいいのに」というそれだけで強烈な言葉が、どう使われているかが見どころです。徐々に明らかになっていくアサミの人物像と犯人に貴方は何を感じるでしょうか? 私は怖くなりました。