- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062170741
感想・レビュー・書評
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官僚による官僚批判かと思いきや、大企業や農業従事者など既得権益を守ることに汲々とし日本の国力を弱めている人達を糾弾する、憂国の書。
「日本の大企業は自分たちの使い勝手の良いように、細部にまでこだわった仕様を要求する。、、、、国際間競争では知らず知らずのうちにハンデを負ってしまっているという実態がある。」というくだりは考えさせる。モノ作り偏重の弊害を官僚から聞いたのは初めて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
経産省の出先の実態(地方の国家公務員?)
●県庁にも対抗できない経済産業局 p129
・ブロックごとに設置されている九箇所の経産局には、平均的に200名前後が働いている
・担当業種の情報を得るために真っ先にすることは、県庁での情報収集
・ある局の職員の嘆き
「どこの県も海外に人を送っているのに、うちは去年も今年も海外出張費はゼロ。予算がない。これじゃあ、到底、県には太刀打ちできません。 -
原発事故をメイン題材に官僚の思考方法、政治家との関係、組織の問題、公務員法の問題点などに現役官僚としての考察、批判を記載した内容。
この世界を知らないと実情が分かり参考になるが、主観的と思われる内容もあったため、逆の立場の人間の見解も聞いてみたい。
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古賀さんは
① 永田町と霞が関の機能障害と機能不全を事例を挙げて解き明かし
② いかに民主党政権が官僚、とくに財務省に取り込まれていったか
③ 首相がリーダーシップをとれば変えることができる例を、橋本政権、小泉政権を事例に説明
④ とはいえ、規制勢力、利権勢力と闘いを挑むのは並みの胆力と技術ではできない
⑤ そんな中で古賀さんはいかに敗れていったか。
という軸で書いています。そのうえで最後に古賀さんなりに日本をよくする提案をいくつもしています。
強大な権力と敗れた人が、なんでこんな提案を残すんだろう?って考えたのですが、古賀さんは真の日本のために働く強力なリーダー、首相の誕生を期待して、その未来の首相に託すためにこの提案を書いたんじゃないかなって思いました。
失敗のできる社会
やり直しの聞く社会
2011年5月という震災から2か月後に上梓された本書。古賀さんは、震災よりも破壊力の大きい未曽有の危機が日本に迫っているといいます。そうなんでしょうね。
古賀さんは経済産業省の官僚として行政の仕組みのエキスパート。日本を変革するにはこうした志をもった行政のエキスパートは絶対に必要。
ただ、リーダーは官僚ではいけない。あらゆるリソースを説得できる、反対があってもひるまずリスクをとって進めるようなリーダ―が必要なんだと思いました。
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組織で働く人という観点で読むと、
能力のある人であっても
判断して進めていく権限を与えられない
上司が認めない
活躍する場を与えられない
の3つが起こればやはりモチベーションを失ってしまう。
この3つは働く人にとって本当に必要なことだとあらためて思いました。 -
978-4-06-217074-1 381p 2011.7.7 6刷
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元経済産業省の古賀さん、GE時代の藤森社長に会って話をしたエピソードもあった。OJT、幹部候補生の話。図書館で借りた本はP246まで。
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2011年の著作物ということで、ちょっと既知の部分もありましたが、東電の話しは参考になります。
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進化論
【今日のお勧め本 日本中枢の崩壊】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062170744/2ndstagejp-22/ref=nosim
を今朝、読み始めました。
「日本の裏支配者が誰か教えよう」
「政府閉鎖すら起こる2013年の悪夢とは!?」
「家族の生命を守るため、全日本人必読の書」
さらに、
「現役の経産省幹部が実名で証言」
という刺激的な文字が帯に躍っており、
おそるおそる、読み始めたのですが、、、
そのまま一気に読み終えてしまいました。
■実名がバンバン登場する繊細な内容でもあり、
いろいろ思うところもありましたが、
私は評論家でもなければ、政治の専門家でも
ないので、ここで所感を述べるのは控えておきます、、
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読みかけたけど、欺瞞と宣伝の匂いが強くて、途中放棄。
こういう俺が俺がの本はどうも苦手 -
思いは何となく分かるが読みづらい。