一度も植民地になったことがない日本 (講談社+α新書)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062724487

感想・レビュー・書評

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  • ヨーロッパで生活する日本人という立場の著者の話はとても面白かった。

    一度も日本を出たことのない私はいろいろな外国に行ってみたいと思った。


    しかし最後の章は納得できないところが多く、終わり方もあれ?って感じで、読後感があまりよくなくなったのがとても残念だった。

  • タイトルが目新しく感じたので手に取った本。
    言われてみれば、植民地にはなったことがない。

    「日本(人)」て海外の人からはそういう風に見られているのか、と驚くやら呆れるやら。
    海外の人が見た日本人は、同じ日本人から見てもおかしなところがあったり、そのとらえ方は偏りすぎだと思うこともありましたが、重苦しくない文体ですらすら読めました。

    私からしてみれば、海外の人の習慣も十分ふしぎなんですが。

  • 面白そうなタイトルだったので、タイトル買いした本です。
    著者が海外の旦那さんと結婚し、海外生活をするなかで体験した、海外に暮らしてはじめてわかる「日本」について色々書かれています。

    そのひとつがタイトルにあるように、「日本はアジアで植民地に一度もなったことがない稀有な国だ」という認識があるということですが、たしかに、言われてみなければ考えたこともなかったなぁ…と。

    でも、タイトルより難しくない内容です。
    戦争云々の内容ではなく、著者が旦那と暮らす上で、旦那の会社の同僚(当然日本人ではない)や著者の海外でできた外国人の友達と触れ合うなかで、改めて指摘された「日本」について、身近な話題で書いてあります。
    ハッとするような耳が痛くなる話もチラホラ。
    著者の生活の周りでの話がメインで、著者が感じたことが綴られているので、客観的なレポートというより、どちらかというと、主観で書いてある文だと思います。
    難しい硬い文体ではなく、話し言葉に近い書き方なので、本が苦手な方でも読めると思います。
    個人的に著者にすべて同意できるわけではなかったのですが、一人の人間の意見として、自分とはぜんぜん違った角度から日本を見ることができました。

    海外に行ったり、海外で暮らす予定のある方に特にオススメ。
    私は日本から出るつもりはないので「なるほどねー」って感じで読みました。

  • タイトルを一読すると日本賛美の右寄りの本かもと思っていたが、国際結婚しヨーロッパに住む著者による比較文化を軸としたエッセイだ。元コピーライターだけあって文章はお手の物、すいすいと楽しく読めた。
    9.11テロのことをKAMIKAZEと書かれた違和感。マスターカントリー、ゲストワーカーという言葉から、日本は植民地になっていないという歴史の話へ。または子供の教育までその視点は多岐にわたり、楽しみながらも日本人を浮き彫りにしている。
    なかでも「日本はなぜアラスカを買わなかったのか」という旦那さんの主張は私にとっても目からウロコでした。

  • 30年間海外に住む著者が、外国人が日本をどう思っているか、という視点で主に書いている。
    一度も植民地になった事が無い、というのはかなり珍しい事で、それにより日本独自の文化が現在までしっかり残っている。
    日本人よ、もっと誇りを持て!という感じ。

  • 無自覚、無関心は忌み嫌うべきものとして常に自分に言い聞かせよう

  • [ 内容 ]
    ヨーロッパ人は毎日、日本の話をしている―日本は不思議でエレガントな「世界の孤児」9・11のテロを「カミカゼ」と呼ぶ、ヨーロッパフツー目線の、赤裸々な日本人評満載。

    [ 目次 ]
    序章 ヨーロッパ人が見た日本人
    第1章 日本流気配りはヨーロッパでは通じない
    第2章 有名な日本語はKAMIKAZE
    第3章 日本は「世界の孤児」として生きよう
    第4章 ヨーロッパが敬意を払う日本
    第5章 日本のサラリーマンも案外悪くない!?
    第6章 ヨーロッパ流コミュニケーションは、したたか

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • グローバルな感覚を身につけるには、グローバルな交友関係を持っていろんな考え方に触れるとともに、自分自身の日本人としてしっかりしなくてはいけないということを感じました。

  • 思いつき程度の日本論が混じった海外在住者エッセイ。素人ブログとかならともかく、新書で出す内容としてはどうかと…。憲法の話をしていて十七条「憲法」を例に出すとか。後はご想像にお任せします。

  • 外国で暮らすって大変。
    それを30年以上続けてる著者はすごいです。
    遠くにいるからこそ、よくわかる日本のいいところ、悪いところ。
    住んでみてこそわかる、ヨーロッパのいいところ、悪いところ。
    もっと科学がすすんで、もっと気軽に行き来できる世界になればいいな。

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