一度も植民地になったことがない日本 (講談社+α新書)

著者 : デュランれい子

• 講談社 (2007年7月20日発売)

感想・レビュー・書評

[syagiさんの感想 · 2010年7月4日]

外にいてこそ　知りえる感想・事実もあります。
広い視野をもつことが大切なことを感じさせる一冊です。

[うしこさんの感想 · 2010年6月23日]

タイトルから「オカタイ」イメージがあったんですが、
中を見るとずいぶんアッサリな感じ。

たぶんひろーくあさく、
著者の方が驚いたことをすらすら書いてあって
私も同じく「そーなんだー」と驚きました。（単純だな私）

雑学にどうぞ。

[Sanaeさんの感想 · 2010年6月12日]

海外（とくにヨーロッパ）での「日本」の認識を著者の体験に基き綴った本。エッセイ・・・ではないけど、、、まぁ。

大体想像通り、個人的に「えー！！」と驚くところは少なかった印象。「あー、そうなっちゃうんだね、なるほどね」といったカンジ。
読みやすいので数時間で読めます。

[dannerさんの感想 · 2010年5月28日]

外国人と本気でコミュニケーションをしているだけあって表題の通り外から見た日本についての面白い視点が散見される。
ただし、著者の交友範囲に限定されるためにやや偏りを感じることと、著者の歴史関係の知識がお粗末なので体験談以外の意見の部分を読むのがきつい。「幕末の日本人の中で、アフリカや南米と同じように日本が植民地になる恐怖を抱いた人が、はたしていたのだろうか」って、そりゃ無いよ。

[machinobuさんの感想 · 2010年5月13日]

日本人で、スェーデン人の夫を持つ国際感覚豊かな著者。
見落とされがちな視点から、いろいろなエッセイが書かれています。

[korotterさんの感想 · 2010年4月8日]

まんべんなく読みやすいから印象にのこらない。覚えているのは宅急便は偉大、日本とヨーロッパの老人介護の考え方の差。

[sanqiaoさんの感想 · 2010年2月11日]

実は内容をほとんど覚えていない。

出張へ行く飛行機で読んだはずなのですが。。。

記憶に残っているのが『駅弁』のお話。
海外には簡単なサンドイッチはあっても電車の中で食べるようなお弁当はない。
これは日本人の箱庭的発想とお箸という文化があってなりたったもの。
いままで考えた事もなかったのですが、あの小さなスペースに色とりどりに整然と詰められたおかず達。
超大げさかもしれませんが、著者の言うようにそこに小宇宙を感じることができるかもしれません。

もうひとつが、９．１１同時テロを体験した西洋の人々は新聞上でそれを"かみかぜ"と同等に報道したという事実。
戦争の中という特殊な事情と、悲しくもそこで失われた命。
９．１１のような身勝手なテロとイコールにされてしまう感覚は理解できません。
ただし、逆に日本人も海外の事を知った顔して、多くの事を間違って解釈しているかもしれないです。


なお、先に読んでしまったのですが、本書には『地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本人』という第２段があります。

[office4690さんの感想 · 2010年1月26日]

「アジア、アフリカで植民地にならなかった国は、日本、タイ、エチオピア・・」「織田信長のころ宣教師が来日したときや、徳川時代の・・日本に開国をせまったときも、植民地になる危険があった・・」戦後戦争に負けた日本はアメリカの植民地みたいだったけど、日常会話が英語になったわけじゃないし、当然お札も日本ドルなど発行されていない。だぶん上辺じゃく精神がアメリカンポチになったわけだ。

[cinnamonさんの感想 · 2010年1月8日]

2010.1.7

難しい本かと思ったけれど、どんどん読めておもしろかったです。
もちろん、重い内容もいっぱいあるけれど、歴史に詳しくない私には重さも半減だったかも。
世界史に詳しければ、おもしろさも重さもたっぷりなのではないでしょうか？
おまけに、ヨーロッパはもちろん、日本のこともよく知らない私には、著者が言いたい事の一部しかわかっていないのではないかという感じがします。

[チルチルとミチルさんの感想 · 2010年1月8日]

非常に読みやすい本。

一度でも海外に出たことがある人は、
著者と同じような経験をしているはず。
海外に住んでいる女性が明るく楽しい毎日の中でであったヨーロッパ人の日本感。

タイトルが立派な割りに内容は著者の日常の域をでないが
日本を考えるきっかけとしてはいいのではないかと思う。授業で言えば導入部。
ここからもう少し勉強して、自分はどうかんがえるか。
どう外国の人に日本を説明するかと思考を発展させていく。


と、まぁ偉そうに書いて毎回結局は読みっぱなし…。