- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062734486
感想・レビュー・書評
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うーん、途中まで良かったんやけどねえ。てか、オバサンばっか集めてこんな上下巻読ませる筆致の腕は相当。ただやっぱラストどうなんやろ感は否めない。ちょっと突き抜けすぎて読者置いてけぼりになっちゃったかな。
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なんつー本だ、、、歪んだ愛?性癖?にぞくぞくしてしまった、、、やばい内容だけど嫌いじゃない
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ミステリーでありながら
ヒューマン
同志、が、いかに心強い存在か
孤独、が、いかに自分との闘いか -
1つの衝動的な殺人がトリガーとなり、事件の連鎖が起きる。次の事件へと繋がる展開の仕方は見事。常識では考えづらい行動をも突き動かす彼女たちの根底にあるのはお金への執着とそれを選択せざるを得ないそれぞれ抱えた闇のある事情。
登場人物4名のキャラクター設定がよく、ストーリー展開をより面白くしている。特に雅子はこれまで小説を通じて出会ったことのないほどの強烈なインパクトを残す設定。責任感が強く、直感と判断力が冴え渡り逞しい行動力。雅子の終盤に見せる、一連の事件の連鎖に繋がり巻き込まれたことを弥生を原因と考えることなく、自分のせいとして捉えて覚悟を決めるシーンの描写にこのキャラクターの意思の強い生き方が表れてるように感じた。
この小説で唯一残念だったのはクライマックスシーンの後味の悪さ。 -
パート仲間が殺した夫の遺体をバラバラにした主婦たちが、第2第3の遺体を解体するはめになる……。
普通に考えるといつ警察が自分を捕まえに来るだろうかと落ち着かないはずなのに、何事も無かったような顔をして黙々と勤め続ける雅子がもはやカッコ良かったです。
それだけに終盤の佐竹との対決には少々納得できなかったのが残念。 -
いやはや、これは衝撃的。
弁当製造工場で深夜に働く、主婦たち4人。
残虐さとは無縁に思われるメンバーなのに、それがこんな恐るべき展開になるとは。
いやぁ、いくらなんでも、そんなところでそんなことをするか?!
しかも、そんなことまで請け負うか?
想像しただけで僕は震えてしまった。
雅子のキャラクターがとにかく強烈で、彼女ならば「あり得るのかも…」と思わせる
手腕が見事。
最後の展開は、賛否両論あるみたいだけれど、僕は緊張しながら読み進められたし、こういう結末もアリだと思った。 -
だいぶ前に映画版を観ていて、あらすじは覚えていた。
ところどころ小説と映画でストーリーが違うので、別の作品として楽しめる。
想像すると痛い描写もあるけど、緊迫感やヒリヒリした感じに引き込まれて一気読みした。