- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062734486
感想・レビュー・書評
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深夜の弁当工場で働く主婦たちの犯罪小説。明快な動機はない。けれど、とても場当たり的なその犯行にも必然性を感じさせる、桐野夏生の見事な手腕を感じました。
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怖すぎるが、入り込んでしまう話。
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2018.2.05
下巻の中盤まではサイコー
そこから雅子の感情も佐竹の感情もよく分からない
そこまで暴走出来るか?
それでもとても面白く読めたけど、普通に最後まで敵対してて欲しかった。
芥川賞っぽい感じ。 -
最後はそうなるのね・・・。
警察との対決を想像してた。 -
一見すると、平和そのものなのに薄皮一枚剥いで中を覗いて見たら混沌が渦巻いている、そんな印象でした。やっぱり真のホラーとは人の心、なのかも知れません。。
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上下巻一気読み 院内図書館にて
細部の描写力と作品に引き込む筆力が素晴らしい。
当時人物に感情移入せずに俯瞰で読める。
事件はグロテスクで性描写も生々しいけど嫌な感じはしない。 -
最後まで何とか読み切ったが、共感できるところがないまま読み終わってしまった…、という感じ。今の厳しい生活環境から逃れるのに必要なお金を得るためだったとしてもここまでやるだろうか?
何かが狂っている、としか言いようがない。この狂気を生み出したのは格差社会ということなのか。 -
危うい計画で誤算でどんどん落ちていく感じがハラハラした。面白い!
雅子かっこいい。
星五つにしようか迷う(;´д`)