QED 百人一首の呪 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1976
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062736077

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったけど、百人一首に対する描写が深すぎて、うーん、北村薫の「六の宮の姫君」をちょっと思い出すような、疲れる展開ヽ(;´ω`)ノ

  • 今まで「何がよいのだ」と思っていた百人一首ですが、本書の中にあるように並べてみるとけっこう壮観なんですね。百人一首の謎解きは見事としか言いようがないですし、事件の謎解きも反則気味ではありますがおもしろい。ただ犯人の人物造型が妙に浅かったなあ。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が
    自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて…。
    関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。
    だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、
    戦慄の真相が明らかに!?第9回メフィスト賞受賞作。

    ************

    推理トリックそっちのけで百人一首の謎に食いついてしまった!
    面白かったし奈々ちゃんが好ましいのでQEDシリーズ読み進めようと思います。

  • 分類としてはミステリになるのだろうけれど、タタルさんの蘊蓄の前では事件の謎そのものが霞んでしまうような…。百人一首の印象が強烈過ぎて、犯人の動機や犯行のトリック云々などは、あまり印象に残りませんでした。

    けれど、ほぼメインとなっているであろう百人一首の解釈は、それなりに楽しめたように思います。歌と歌との繋がりに於いては、少し強引過ぎるような気もしましたが、曼陀羅が出来上がっていく過程には面白みを感じました。

  • シリーズ1作目。殺人事件よりも百人一首の謎に迫る歴史ミステリーの方が面白い。歴史に関する情報量も多く、見事の一言。

  • 見事の一言。本書で展開される百人一首に秘められた謎の仮説を知るためだけでも、この本を読む価値はある。

  • なかなか読み切れませんでした
    百人一首は奥が深すぎてちんぷんかんぷんです

  • このシリーズ、ほぼサブタイトルに関する薀蓄でできてます。殺人事はおまけみたいなもの。日本古来の伝承、風習などが好きだったら、新たな解釈として楽しめるかもしれません。

  • シリーズ一作目。正直、ハテナな展開やキャラの薄さなど気になるところはあったけど、百人一首という目の付け所とその解明編はかなり興味深かったので一気に読んでしまった。発想力の勝利。しかし同じ蘊蓄ミステリならやっぱり京極夏彦が思い浮かんでしまって、やっぱり氏はすごいんだなと思ってしまったり…。西澤保彦(+森博嗣)の名解説で評価一個上がったけどw

  • QEDシリーズ1作目。
    本来の殺人事件の謎解きとしては、ちょっと物足りない。キャラもよくありがちな、偏屈主人公と、彼に振り回される天然系女性助手。正直、あんまり好きな組み合わせでもないのだけれど、、、まぁ、百人一首の謎の解き明かしについては事件に関係なく興味深かったので、面白く読めた。シリーズモノだし、伝奇系ミステリには目がないので、しばらくは読み続けてみようかな。

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「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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