嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)

著者 : 東野圭吾

• 講談社 (2003年2月14日発売)

感想・レビュー・書評

[Rincoさんの感想 · 2022年7月26日]

自分を守る嘘、他人を守る嘘

それさえも全て明らかにさせていく加賀さんの行動力と洞察力がすごい、、、、

短編でサクサク読めた〜！

[pukuchansさんの感想 · 2022年6月20日]

加賀恭一郎シリーズ。短編集。
毎回ヌッと現れて事件の核心を突く。
みんななんだか悲しい話でした。
ラストは友人を助ける話。これはホッとした。

[Pukicocoaoさんの感想 · 2022年5月19日]

短編小説　5話

サクサク読めて
次が気になる

途中、説明の所などは斜め読みもありましたが、
面白い

[香奈さんの感想 · 2022年3月1日]

加賀シリーズ短編集。少ない時間に5作品サクサク読めた。
最後の伏線回収と事件解決していく加賀刑事の推理と犯人を突きとめる感じが全作スッキリ面白かったです。
犯人の動機は薄いのですが、実際現実でも殺人事件の裏側というのはこんなものなのかなと、怖かったです。
やはり女性が犯人の時の動機が怖い。
全ての話に悲しい怖いが詰め込まれてたけど逆に短いのが読者の心の負担にならない程度に読み進めていけるのでイヤミス無理な人でもサクサク読めるとおもう

[43℃さんの感想 · 2022年2月3日]

加賀恭一郎シリーズの短編集だったのでサクサク読めた。
事件を起こす側の心理、嘘。
それを見抜く加賀恭一郎。
たぶん、これは加賀恭一郎の日常なんだろうな。

[しほさんの感想 · 2022年1月29日]

加賀刑事が細かく人を観察し、遠慮なく人のプライベートに土足で踏み込んで行きます。
でも加賀刑事に対して嫌な感じがないのは、ちょっとした言動が優しく、相手のことを考えたものだからだと思います。加害者、被害者どちらにも様々な背景があり、それを踏まえた上で人と接している姿が感じられて、とてもかっこよく感じました。
人の表面だけみないで、表情や環境をよく見ることを心がけようと思いました。
人の心に踏み込むことは難しいけど、踏み込むことで相手を助けられることもあるのかなと思いました。
加害者はみんな加賀刑事に事件を暴いてもらってほっとしている様子でした。
どんどん事件が暴かれていく感じがとても面白かったです。

[サムぽんさんの感想 · 2021年12月19日]

短編集にありがちな物足りなさを感じてしまうが、それでも面白かった！犯人と加賀恭一郎刑事の会話だけで話が展開されている感じだが、それでもミステリーのドキドキハラハラ感を感じることができてよかった！

[木綿豆腐さんの感想 · 2024年1月11日]

何気ない会話が事件のカギを握っていたことを後から知ることになる
加賀さんの洞察力は凄い

[Yabuさんの感想 · 2021年10月3日]

加賀恭一郎シリーズの第6段。短編集なのに東野圭吾らしく、最後の逆転はあって面白かった。全ての作品に嘘があり、その嘘をふとした情報から暴いていくストーリー。全ての作品の嘘もタイトルどおりに一つではなくて複数の嘘が隠れている。自分のプライドを守るための嘘。自分の世間体を守るための嘘。子供を守るための嘘。生活を守るための嘘。奥さんを守るための嘘。それぞれの嘘にはそれぞれの背景がありそこを理解したうえで自白や証拠を得るための作戦がきっちり考えられてて面白い。短編なので多少の強引さは否めないが、それをふまえてもよくできてる作品。

[きよさんの感想 · 2021年7月7日]

短編集。怪しい人物から真相を引き出していく加賀のやり方が巧みで、どの話でもなるほどと思わされた。

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。