カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769778

感想・レビュー・書評

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  • 好きです、この作品。
    騙されまくり。
    読みやすくてあっという間に読了。
    このまま続きの作品にいきます!

    • yhyby940さん
      面白かったですよね。映像作品も観たのですが、こちらも楽しめました。阿部寛さんと村上ショージさん・のんさん・石原さとみさん。もし、ご覧になる機...
      面白かったですよね。映像作品も観たのですが、こちらも楽しめました。阿部寛さんと村上ショージさん・のんさん・石原さとみさん。もし、ご覧になる機会があれば是非。
      2024/03/21
    • あじょ子さん
      yhyby94さん
      コメントありがとうございます!
      映像化されているのですね!
      観てみます♪
      yhyby94さん
      コメントありがとうございます!
      映像化されているのですね!
      観てみます♪
      2024/03/21
    • yhyby940さん
      返信ありがとうございます。機会があれば是非。
      返信ありがとうございます。機会があれば是非。
      2024/03/21
  • 中年詐欺師二人組のところにひょんな事から少女とその姉のカップルが転がり込み、過去のシガラミと戦うために人生を賭けた一世一代のコンゲームをおこなう、と言う話。

    コンゲームの種明かしもさることながら、最後のどんでん返しは全く気がつかず、アッと言わされた。読後に家族の赦しや再生を感じさせてくれて、優しい気持ちになれるそんな一作。

  • 面白かったし、しっかり騙された!
    この5人と1匹がずっと一緒だったら
    良いのになぁ。
    映画化されてそちらも視聴したけど
    始まりだけ違ったけどほぼ原作通りで
    俳優さんも良かった!

  • 家族との幸せな日々を送っていた武沢
    妻の病死、なれない子育て
    職場の同僚と行った賭博で借金を背負う
    娘も火事で亡くし
    武沢は取り立て役となる
    無理な取り立てに母子家庭の母は自殺
    取り立て役の闇からあしをあらい詐欺師になる
    ある日テツさんと出会い一緒に暮らす
    やがて同居人が次々増える
    武沢、テツさん、同居人は大きな計画をたてる

    最後に騙された!
    テツさんの親指の話がなるほど!と思わされ
    胸に響く
    テツさんの人柄が素敵
    ハラハラドキドキ、時に笑えて
    胸にじーんとくる小説

  • タケさんとテツさん、お互い家族を失った過去があり、古典的な詐欺で生計を立てている。読み始めた時は、正直、投げやりでその日暮らしな2人のペテン師の話なのかなと思っていた。
    まひろ・やひろ姉妹や貫太郎、猫のトサカと暮らすうちに仲間となり、一致団結していく様子も読んでいて痛快だった。ただ、ありきたりな展開だなという気もしていて…。
    物語の最後で全てがひっくり返った。なんて優しい詐欺なんだろう。
    読んでいても全然気づかなかったので、読者である自分も一緒に騙されてしまった。

  • しっかり騙された。トゥルーマン・ショーみたいに、周りが盛大に主人公の周りの景色をアレンジして騙すって構造だった。500ページ近くあるのに1人1人のキャラが立ってて読みやすかったなぁ。

    理想的な詐欺は相手が騙されたことに気づかない詐欺、マジックは相手が騙されたことを自覚できなければ意味がない。(p220)

  • 古本屋でいつも目に入って気になったから買った一冊。

    道尾さんの小説は「向日葵の咲かない夏」を読んで全く好きになれなく、この人の小説はちょっと避けてたが、この小説読んで考えが変わった。

    この小説は面白かった。

    詐欺師の話だったが、最後まで詐欺師が騙されてたのは圧倒した。
    しかも結果全ていい方に向かっていく。

    最後はちょっと悲しいとも感じる部分もあったが、スッキリ読み終えた。

    道尾秀介さんの小説をまた読んでみようと思った小説でした。

  • 道尾秀介さんの著書はこれが初読書。

    登場人物達が活き活きしていて読んでいて飽きない。ストーリーも最後まで伏線を残していて一気に読み終えました。
    小説のタイトルに込められたメインテーマを上手く活劇調のストーリーに落とし込んでいてこれもお見事。

    続編があるようで‥。登場人物達のその後も気になるし、早めに読みたいな。

  • 過去に映画で観た事があったが、原作を読んでいない事を思い出し購入。
    はっきりとではないが、内容を覚えていたものの惹き込まれるように読了。
    小気味良く進んでいく展開と思わず唸ってしまう結末。
    人に勧めたくなる一冊でした。

  • 楽しく読ませてもらいました。
    節々の違和感→予想→正解だったり間違いだったり→それ自体がミスリードであったり。
    伏線回収は鮮やかでまいった。暗い話かと思いきや、なんだかんだハッピーエンドで良きでした。



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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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