妖怪アパートの幽雅な日常 10 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062778244

感想・レビュー・書評

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  • 妖怪シリーズ完結弾です。
    いや~まさか夕士くんがこん睡状態に陥るなんて
    思いもしませんでした。
    今回の長谷家のじいさまの念はすごかったなぁ…。
    生きている素晴らしさを味わえるのは人生の中でも
    あってほしい事ですよね。
    クリとシロが成仏できて生まれ変わってよかった…。
    その後の話はまた外伝であるそうです。

    最後に昨年亡くなられた香月先生のご冥福をお祈りします。

  • 2015.9.17読了。あー終わっちゃったー。楽しい時間だったなぁ。長谷君の体を御大が抜けてくとこはハリポタの映画版の一話を思い出した。半年かぁ。結構長いね。しかも大事な時期だったから余計色々思うだろうよ。なんとなく夕士君は教師になるんじゃないかと思っていたけど小説家になったか!経験という元ネタがあるとしても12巻ってすごいな。緑の魔境は南米か!本を読んでる人と読んでない人の作文力ってやっぱり違うらしい。夕士君はもともと読書家だもんな。色んな力も持ってるし。私も本を読むようになってから小論以外の作文や手紙の文章力を褒められるようになったなぁ。千晶先生はチヒロやら守護霊やらに守られたのだろう。すごい人だー。神谷先輩も流石です。にしても作者演出うまいなぁ。シロはメスだったけど男の子になったんだな。今度は双子の兄として祐樹君を守るんだろう。解説の人の本との出会いは羨ましいものがあるな。トレーシングペーパーの帯には物語の核である龍さんの言葉、1巻がシロだったからか最終巻はクリが表紙だ。時々表紙に出てくる漢字の書かれた玉にはどんな意味があるのだろう。超幅帯は3羽の青い鳥とクリとシロ。かわいいな。外伝もいつか読もう。

  • 購入してから放置していて、読まなきゃなーと思っているうちに作者が亡くなったのでビックリした。

    今までがスローペースだったので、最終巻ははしょっているように思えるが、でもまぁ、こんなものかなと思った。

  • 最終巻。
    年末年始を妖怪アパートで過ごす夕士と長谷の元へ長谷の爺様が死んだという知らせが届く。それから数日後、長谷の姉が倒れ病院に搬送される。そのことを不審に思った夕士はフールを呼び出し、その謎を探ることに…。
    とうとう最終巻!最後は妖怪アパートらしい話だった。夕士と長谷が共に信頼し合い乗り越えた出来事。その時、自分が選んだ答え。それに伴う責任。自分を支えてくれる人たちのありがたさ。ラストは駆け足で詰め込まれ過ぎていた感があったけれど無事にハッピーエンドで終わって良かった。番外編も楽しみ。
    素敵な作品を世に送り出した香月さんのご冥福をお祈りします。

  • ついに最終巻まで読み終えました~。
    最終巻おもしろかった~。
    1巻があまりにもよかったので読み続けてきましたが、
    ちょっと傾向かわってきちゃったかな~と
    面白いとおもいながらも中だるみを感じることも
    あったけど、
    最後まで読んでよかった。
    ハッピーエンドで終わりましたね。

    10年後はちょっと駆け足だったので
    もったいない気もしました。
    いろんな番外編が期待できる感じなのに。

    昨年末51歳の若さで作者がなくなったことが
    残念でなりません。
    ご冥福をお祈りいたします。

  • ハッピーエンドでよかった。るり子さんの料理食べたいなぁ。

  • 妖怪アパートとともにあった夕士の高校生活も、残すところ数ヵ月。あとは志望校に合格しさえすれば…ところが。長谷の祖父が死に、姉貴まで奇妙な病にかかったことを不審に思った夕士は、密かにフールを呼び出す。これは一体、何の予兆なのか。ヒトと妖怪が繰り広げる愉快で幽雅な物語、ここに堂々完結!

  • 最終巻は怒涛の展開。長谷の爺様との対決。乗り越えた後の試練。そして皆のその後がぎゅうぎゅうに詰め込まれていてもったいない。まあタイトルから離れてしまうからなー。でもアパート解体とかいうラストじゃなくてホント良かった。それぞれのその後エピソード、ちゃんと読みたい。

  • シリーズ最終作

    <あらすじ>
    正月三が日を妖怪アパートで過ごす夕士といつもの面々。
    そこには夕士の親友・長谷もいた。

    そこで長谷は祖父の訃報を聞く。
    祖父は独り立ちして成功した長谷の父親と仲が悪かったらしい。

    その4日後、長谷の姉・汀が腹痛で倒れた。
    医者に診てもらうとお腹には妊娠したような腫瘍が見つかる。
    夕士はフールを呼び出し調べると悪いものが憑いてることが判り、
    龍さんに相談して霊視してもらうと、その腫瘍は
    祖父の怨念だと判明する。

    汀を医学では助けることができないと。
    そこで夕士は姉にダイブして夕士を介して
    祖父と対話して除霊することで汀を救うことを決意する。
    長谷も了解する。

    そして、夕士と長谷は汀にダイブし、祖父と対面する。
    祖父は自分より成功した長谷の父に嫉妬して、
    汀の体から生まれ変わろうとしていたらしい。
    説教する長谷。それに対し怒る祖父。
    祖父の怒りは頂点に達し、長谷を攻撃し長谷は瀕死に。
    長谷を救うため夕士は身代わりに。
    夕士は意識を失った。。。。

    夕士が目を覚ますと、そこは病院だった。
    なんと半年も眠っていたとのこと。
    長谷も汀も助かったそうで。
    夕士も死ぬ寸前だったが身代わりになって助けたのは
    フールだったと。
    すべての魔力を使い果たしたフールは封印された。
    年月が経てば力が戻りまた復活するとのこと。
    夕士は無事退院し一人だけ遅い卒業式を迎え、
    夕士は古本屋さんと世界旅行の旅に出た。

    そして10年後
    世界旅行から帰ってきた夕士は母校で講演会を開いた。
    旅行中に書いたブログが小説になり、大ヒットして、
    夕士は売れっ子の小説家になっていた。
    長谷は自分で会社を立ち上げ成功。
    担任だった千晶は交通事故で片腕を失くし歌手に転向し
    世界中のファンを魅了している。
    久々の妖怪アパートに帰ると、輪廻転生してクリとシロが。

    みんなしあわせになってハッピーエンド。

  • ちょっとあざとい、あざとい、と思いながらも、何回も泣かされてしまった。最終巻、面白かった。テーマもよかった。ぐっとくる物があった。

    最後の1章だけは無い方が良かったかなと思わなくも無いけど。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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