その可能性はすでに考えた (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 292
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062938532

感想・レビュー・書評

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  • 「今まで誰も思いついてなかった」的な大絶賛前提での読了・・・。確かに推理部分だけで言うとそういう感じはあるけれど、お話として面白いのとはちょっと別の感じ。
    そもそもキャラクターがごてごてし過ぎてる印象。アニメ化狙いなのか?

  • よくわからない推理合戦。

    推理自体は面白いんだけど、その形式をとらなくてはならなかったの?という疑問がふつふつと。
    あと文体が、ミステリの作家さんのどなたかに非常ににていて思えて、独自ぽくなくてあまり好みではなかった。
    全作こんななのかな。
    もう1作くらい読んでみたいなとは思った。お話の核は面白かったし。

  • 面白い話ではありましたが、最後の方に関しては頭の中で整理するのが大変で、読むのに疲れました…
    と、色々な人が出てくるのに少し勿体無い気がしました。

  • 難しい言葉や中国語が多々出てきて、個人的には、読みにくかったように感じました。世界観が好きな人は好きだと思います。漫画化したら面白いのではないかなと思いました。

  • 聞きなれない言葉が多く、やっと入り込めたと思うと脱線したりするので読むのにすごく疲れた。

  • 実際の真相はともかく、可能性について論証を戦わせるという点であまり読んだことのないパターンの推理小説。しかも探偵側が実現性を証明するのではなく、実現不可能性を証明して奇蹟であることを証明しようとするのも面白い。

    フレーズ

    証明は肯定する者にあり、否定する者にはない』


    ある数の桁を並べ替え、その最大から最小を引いた数字が元の数字と一致するとき、その数をカプレカ数と言う……

    「アーミッシュとは、昔の『自給自足の暮らし』を守ろうとするキリスト教のプロテスタントの一派のことだ」

  • 前半も前半で全ての状況や謎が説明された上で、濃いメンツとの推理バトルが繰り広げられ、最後にはそれまでのバトルを踏まえてクライマックスに向かうという、てんこ盛りな内容だった。
    漫画を読んでるようなキャラや展開が新鮮で、あっという間に読み終えてしまった。
    聖女の毒杯も絶対読む。

  • 奇蹟を信じる探偵が推理を否定するというこれまでになかったミステリー小説。
    中国人の登場人物が多くて名前を覚えるのが大変だった。
    最終的に真相が明らかになるのだが
    こういう結末なら奇蹟を信じてみたいと
    思った。

  • 2024.2.19

  • 論理やトリックの面白さはあるが、作品としての要素が多すぎるように感じた。
    事件が「新興宗教の集団自殺」「生き残った女の子の記憶」等だけでお腹いっぱいなのに、中国的な要素でそれを侵食したり、「枢機卿」がどうとか、そういった属性が邪魔をしているように思う。
    作品としては面白い

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著者プロフィール

神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。
第2作『その可能性はすでに考えた』は、恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。
続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい!  2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回本格ミステリ大賞候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。
また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。
他の著書に『探偵が早すぎる』(講談社タイガ)がある。

「2018年 『恋と禁忌の述語論理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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